記事「外国人」 の 検索結果 4956 件
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十四 ジグソーパズル(7)「この忙しい出張所で、実態調査だと。そんな余裕があるのなら、手持ちの案件を処理するのが先じゃないのか」 「じゃあ、不許可意見で上げてもよろしいですか」 「それは駄目だ。不許可にすると、それを不服と..
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十四 ジグソーパズル(6)さいたま出張所では、在留資格変更許可申請を専決事案と言って、出張所限りで許可不許可を決定することができた。 大渕は、申請を取り次いだ富樫という行政書士とのやり取りから、そのまま許可するのは適当で..
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十四 ジグソーパズル(5)夜も八時を過ぎると、さいたま出張所の周辺はひっそりと静まり返っている。 さいたま出張所の隣に、大手書店のビルがあり、書店で買った本を持ち込んでは、珈琲を飲みながら読めるような喫茶店が一階に用意さ..
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十四 ジグソーパズル(4)「何ですか、そのプラスティックチップって言うのは」 「これが昨日行った工場にあったチップだ。 七年前、取調べのときに、ホア、ピンが大事そうに持っていたものと同じものだ。 そしてこれが池袋の摘..
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十四 ジグソーパズル(3)九鬼はと言えば、両手の中の小さなプラスティック部品を、光に翳してみたり、机の上を転がしてみたりして、ぶつぶつと独り言を呟いていた。 「これじゃないですかね、班長」 大林が一通の事件記録を、中止..
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十四 ジグソーパズル(2)九鬼は証票(入国管理手帳)に挟んであるメモ帳に、日付を打って思いつくままに書き込みを入れるのが常だった。摘発日記のようなものだ。 ときには、書いた本人も意味が分からないような記載もあったが、その..
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十四 ジグソーパズル(1)九鬼と大林は、過去の記録から千葉県にある工場を探し出した。 そこは九鬼が未だ主任と呼ばれる警備士補だった七年前、摘発を実施した工場だった。 二人は再びそこを訪ねることにした。 そこは国道沿..
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十三 崩壊してゆく絆(10)やはり素直に喜んでやるべきだったのか、しかしどこか素直には喜べない自分に腹を立てていた。どこかに浅ましい気持ちを持っていることに、薄々気付いていながら、綺麗ごとだけを言っている自分に腹を立てていたの..
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十三 崩壊してゆく絆(9)中国人の夫と上手く行っていないと、そう言っていたメイランに、自立を促したのも片岡だった。 だが片岡の言っている自立した女性になってしまえば、自分から離れて行ってしまうのではないかと、片岡は心配し..
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十三 崩壊してゆく絆(8)このところ連絡が取れないでいた。電話にも出ない。 片岡も仕事に集中して、メイランのことは忘れていようと思うのだが、外国人を相手にしている外国人登録係では、次々に現われる外国人が全てメイランに見え..
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十三 崩壊してゆく絆(7)稲山は埼玉県警から依頼された事件の調査ということで、反対はしなかったが、池袋の失態を取り戻すことを、その条件にしたのだった。 「九鬼ちゃん、埼玉県警も良いけど、俺と九鬼ちゃんのところの小山でやった..
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十三 崩壊してゆく絆(6)出社しているにも関わらず、摘発できなかったというのは、早々あることではない。しかも、翌日、出頭させているとなっているが、その記録が見当たらなかったのだ。 そこで九鬼はその現場に行ってみることにし..