記事「学生時代」 の 検索結果 652 件
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心騒ぐ4月4月も半ばだが、昨日はひんやりした風が吹いた。まあ4月はそんな季節である。暑くて上着を脱ぎたくなる日があるかと思うと、しまった半袖ではちょっと寒いという日がある。それが5月に入ると、半袖でいい日が安..
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卒業式雑感3月1日、高校の卒業式ということで、その様子がテレビから流れている。そうか、卒業式なのかと、懐かしくなる。私の場合、卒業には何の感慨も無かったが、3年という年月の間に起きたことやその間の自分の変化に..
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同級生を送る1969年4月4日の朝、到着した広島の街は雨が降っていた。この朝のひんやりとした空気、冷たい雨が思い出される。初めて乗る市電、その独特の匂い、そして広大前の停留所、学生会館、T先輩を初めとする新入生..
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私の「失われた時を求めて」今日は万に一つも興味を持たれないことを書く。他者に鑑賞されることを求めて、人は、自らの内部世界を外部世界へ、文字や形、色彩、音、あるいは踊り等々と、様々な形式に変容させて出現させる。社会的承認という..
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イチョウの黄葉、心の墓標本土ではもう秋が深く、イチョウも黄葉し始めているのだろうか。広島大学がまだ東千田町にあったころ、11月になると、文学部前、グランドとの境に植えられたイチョウが色鮮やかに黄葉したものだ。その、ひと葉、..
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高良先輩とのサイクリング、そして事故の思い出広島は河口のデルタ地帯に発達した町である。従ってその大部分が、あまり勾配のない平らな土地だった。そのせいだろうか、道を行くとどこまでも続いているような拡がっていく感覚があった。そして、いたるところで..
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夜汽車の思い出夜汽車の窓から見える灯り。遠くの家々にともる佗しい光、はっとするほどの近くを飛び去っていく明るいカーテン。そして、通る人とてなく虚しく立ち続ける街灯。緩やかに闇の中を過ぎていく車のヘッドライト。閉じ..
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1970年頃の広島カープ、初優勝、広島の思い出広島で4年間の学生生活を送った私にとって、広島は第二の故郷とも言えるほど、様々な思い出に彩られた場所である。1969年当時、18歳で沖縄から旅立った私にとって、見るもの聞くものすべてが新しい体験だっ..
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芭蕉と旅と奇人変人かなり前のことになるが、山陽新幹線で博多から広島まで行った時の失望を書いたことがある。確かに速いのだが、私にとってその速さはあまり意味がなかった。逆に、山陽新幹線はトンネルが多く、またその速度を実現..
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広島時代ー異文化との遭遇初めての土地、初めての言葉、初めての電車、初めての食べ物、というより、新たな世界へ放り込まれたというほうが早い。外国へでも来たかのような、何もかもが新しい世界だった。1969年18歳、広島での学生生..
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弥山、紅葉谷、生きている寂しさここのところ、ちょっと書き過ぎた。どうも心が騒いで、ついついいろんなことを書き散らしてしまった。冒頭で使用している写真も、予定より早くなくなり、もはや品切れ状態。明日にでも補充しないと、11月は、今..
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昭和44年の思い出の曲昭和44年、学生運動が最も盛り上がった時に入学した私には、深く心に残った忘れ難い曲がある。『夜明けのスキャット』と『みんな夢の中』だ。この2曲とも、おそらく、当時の世相を深いところで汲み取っていたよ..