記事「学生時代」 の 検索結果 652 件
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16歳の挫折、喪失感人生というのは、様々な挫折を、船が波を越えるように、越えてくるものだろう。まあいいか、といった程度で済む小さな挫折から、深い心の傷となって残る挫折まで、その程度は様々だろうが、いずれにせよ大波小波を..
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23歳の揺らぎ揺るぎない信念を持って生きる、などという生き方にはとんと縁のなかった人生だが、今から思えば、23歳の夏休みに、かなり大きな揺らぎがあった。夢を持って就いた教職だったが、どこか心の底に「違う」という思..
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新約聖書ー自由意思による純粋な信仰高校時代、新約聖書の世界に傾倒していたことは、このブログでもいろいろ書いてきた通りである。聖書の言葉を手掛かりに、様々なことに対して思索する日々があったのだ。結局キリスト教徒になることはなかったが、..
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村上君のコーヒー愛媛出身の村上君には、とてもお世話になった。高校時代は柔道をやっていたそうで、容貌魁偉、かなりの偉丈夫である。斗酒なお辞せずという言葉があるが、酒もおそろしく強い、という噂だった。 私は酒が..
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浮遊する者医者の息子山田君は、とても心根の優しい男だった。なお、私には同姓の山田謙次というクラスメートもいて、紛らわしいので、佐賀の山田、津山の山田と呼び分けていた。佐賀の山田はクラスメートで、津山の山田は医..
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瀬戸内の海(かつて瀬戸内海の海岸線を走っていた山陽本線)かつて山陽本線は、瀬戸内の海沿いを走っていた。昭和40年代のことである。街を過ぎれば海、ちょっと開けた山間部を過ぎれば海、トンネルを抜ければ海だった。そして、その彼方には、島また島が累々と眺められた..
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中川徳之助先生のこと教養部の間は、中川徳之助先生がチューターだった。どういうきっかけだったのか、先生の教官室にたびたびお邪魔させていただいた。 何とも困った学生である。むろん悩みがあったり、相談事がある訳ではな..
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『中世文学の成立』永積安明著ブログという気楽さで、いろいろ好きなことを書かせてもらっている。むろん、訪れる人もほとんどないブログである。どのみち読まれないのなら、自分の興味のあることをというわけで、内容も思いつくままなのだから..
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ノスタルジー今でも時に広島の夢を見る。ほぼ40年前、沖縄から本土に行くことは、いろんな意味で、様々なカルチャーショックを受けることだった。例えば平野、地理で習って知識として知っていても、実際には何も知らないのと..
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淡い恋心Mさんは不思議な存在だった。大柄でスタイルも良く、その頃流行していたミニスカートが実によく似合っていた。しかし、無口で、大勢の中に居ると、そのすてきな外見とは裏腹に、まったく目立たない女性だった。 ..
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何とも無茶苦茶な学生生活学生時代は、今から考えると、とんでもないことばかりやっていたものだ。例えば、試験勉強のため二日徹夜して試験を受け、そのまま似島にキャンプに出かけ、計算したら48時間ほど起きていたことがある。似島に着..
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山田謙次君との出会い山田謙次君との出会いは衝撃的だった。もうすぐ40年になろうというのに、かくも明瞭に記憶しているものだろうか。自分でも不思議である。 1969年入学。しかし、70年安保に向けて学生運動が一番高..