記事「安岡正篤」 の 検索結果 308 件
-
【本物は感化する】枝葉末節(しようまっせつ)のものほど、非常に移り変わりが激しいから影響力が大きくみえるが、それはまことに影であり響であって空しいものだ。直(す)ぐに消えてしまう。 本質的なるものの影響は影響では..
-
【日用心法】第一、毎日の飲食を適正にやっているか。 第二、毎晩よく眠れるか。 第三、自分の心身に影響を与えているような悪習慣はないか。 第四、適当な運動をしているか。 第五、日常生活上の出..
-
【勝縁を結ぶ 1】平生(へいぜい)からおよそ善い物・善い人・真理・善い教・善い書物、何でも善いもの・勝れているもの・尊いものには、できるだけ縁を結んでおくことです。 これを勝縁といい、善縁といいます。 とに..
-
【朝】活きた時間というのは朝だけだ。 言い換えれば、本当の朝を持たなければ一日ダメだ。 昔から優れた人で、早起きできない人はいない。 ただ人々が寝静まって、周囲が静かになった夜でなければ仕..
-
【教育の使命】人間が成長するということは、児童・少年の頃に与えられているところの自然的素質・能力をいかに深くするかということだ。 それが教育の使命である。 だから幼少年を研究してみると、人間というものは..
-
【理想を持つ】あらゆる面において 生命力の旺盛(おうせい)な 少年時代・青年時代には、 必ずこれから先ああしてこうしてと いろいろな考えを持つ。 これを「理想」という。 その理想が、 その人間..
-
【自分を責めよ】人間なにが悩みかというと、自分が自分を知らざることである。 人を論じたり、世を論じたりすることはやさしいが、自分を論じ、自分を知るということは、実はこれが一番大事であるにかかわらず、なかなか難し..
-
【脳の使い方】人間の脳というものは、いくら使ってもくたびれないばかりでなく、難しいことに使えば使うほど機能が優れてくる。 つまらないことに使っておると退化する。 だから子供はいくら早くてもよいから、難しいこ..
-
【小才と大才】小才が利くと、それで好い気になって、大才にならぬ。 結局は、策士・策に倒るということになってしまう。 むしろどちらかと言うと愚、少々頭も悪く、小才も利かぬような人間の方が、根が真面目なだけに、..
-
【徳は得なり】「徳」というのを平たく初歩的に言うと、人間が自然から与えられているもの、即(すなわ)ち得たるところのもの、みな「徳」だ。 だから「徳は得なり」という文字の註釈がある。 天から、自然から、親..
-
【第一流の人物 1】第一流の人物はどこか普通の人の型に嵌(はま)まらぬものがなければならぬ。 凡人の測り知れない多面的な変化に富んでいなければならぬ。 天に通ずる至誠、世を蓋(おお)う気概と共に、宇宙そのもの..
-
【「知」と「行」】「知は行の始めなり。行は知の成るなり」 という王陽明の説明がある。 「知」というものは行ないの始めである。 「行」というものは「知」の完成である。 これが一つの大きな循環関係をなすもの..