記事「安岡正篤」 の 検索結果 308 件
-
【為政者の条件】国家に於(おい)て、恰(あたか)もその人心に当るものは民衆であり、為政者はその天理に該当する。 為政者の政治を待って、始めて民衆は乱離(らんり)を免れることが出来るのである。 故に為政者は..
-
【敬する心 1】人間が人間たる意義を求めるならば、先(ま)ず敬するという心を持つことである。 人間が現実に留(とど)まらないで、限りなく高いもの、尊いもの、偉大なるものを求めてゆく、そこに生ずるのが敬という心で..
-
【本当の読書】読書して疲れるようではまだ本当でない。 疲れた時読書して、救われるようにならねばならぬ。 『安岡正篤一日一言―心を養い、生を養う』より(致知出版社刊) 安岡正篤一日一言―心を養い、生..
-
【考成】人間は考えてしなければ成功しない。 考えてはじめて成すことができる。 考成という語のある所以(ゆえん)である。 『安岡正篤一日一言―心を養い、生を養う』より(致知出版社刊) 安岡正篤一..
-
【知命・立命・天命 2】命とは、先天的に賦与(ふよ)されておる性質能力であるから「天命」と謂(い)い、またそれは後天的修養によって、いかようにも変化せしめられるものという意味において「運命」とも言う。 天命は動きのとれ..
-
【知命・立命・天命 1】実は自分を知り自力を尽くすほど難しいことはない。 自分がどういう素質能力を天から与えられておるか、それを称して「命」と言う。 それを知るのが命を知る、知命である。 知ってそれを完全に..
-
【君子も人を悪む 2】王陽明も「人生万変と雖(いえど)も、吾が之に應(おう)ずる所以(ゆえん)は喜怒哀楽の四者を出でず」と云(い)っている。 如何(いか)に喜び、如何に怒り、如何に悲しみ、如何に楽しむかであって、人間..
-
【君子も人を悪む 1】君子も人を悪(にく)むことがあるかと子貢(しこう)にきかれて孔子は 「悪むことがある。 人の悪を称する者を悪む。 下に居て上を謗(そし)る者を悪む。 勇にして礼無き者を悪む。 そんな..
-
【感激の生活】吾々の一番悪いこと、不健康、早く老いることの原因は、肉体より精神にあります。精神に感激性のなくなることにあります。 物に感じなくなる、身辺の雑事、日常の俗務以外に感じなくなる、向上の大事に感激性..
-
【六中観】忙中閑(かん)有り 忙中に掴(つか)んだものこそ本物の閑である。 苦中楽有り 苦中に掴んだ楽こそ本当の楽である。 死中活有り 身を棄(す)ててこそ浮ぶ瀬もあれ。 壺中(こちゅう..
-
【読書百遍】私は数えで六十四歳だが、七歳のときに四書――『大学』『中庸』『論語』『孟子』の素読を始めてから、もう五十七年も本を読んでいるわけだ。 そうすると思想的な書物、精神的な書物は、手に取って見ると、こ..
-
【学問は人間を変える】学問は人間を変える。 人間を変えるような学問でなければ学問ではない。 その人間とは他人のことではなくて、自分のことである。 他人を変えようと思ったならば、先ず自分を変えることである。 ..