記事「安部公房」 の 検索結果 305 件
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【修士論文】『砂の女』論 《4》 観察者から被験体へ修士論文 安部公房論―中期長篇小説を中心に― 第一部 中期へ 『砂の女』論 《4》 観察者から被験体へ――トライアル・アンド・エラーの開始 2日目(8月10日、木曜日)、昼..
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【修士論文】『砂の女』論 《3》 逆さの鏡像修士論文 安部公房論―中期長篇小説を中心に― 第一部 中期へ 『砂の女』論 《3》 逆さの鏡像 その「自己欺瞞」と「自己矛盾」とに、気づかないままにしがみつきながら――この..
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【修士論文】『砂の女』論 《2》 観察者の自己矛盾修士論文 安部公房論―中期長篇小説を中心に― 第一部 中期へ 『砂の女』論 《2》 観察者の自己矛盾 さて、「ある八月の午後」――それは昭和30年(1955年)の8月9日(..
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【修士論文】『砂の女』論 《1》 採集者/観察者修士論文 安部公房論―中期長篇小説を中心に― 第一部 中期へ 『砂の女』論 《1》 採集者/観察者――仮構のメタレヴェルとデタッチメント 『砂の女』という小説は、休暇を利用..
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【修士論文】安部公房論/はじめにこれから、僕が2006年に提出した、安部公房に関する研究の修士論文をここに掲載してゆきます。 2012年のいまから考えると、すでに6年も前。 いまの僕なら絶対に使わないであろうボキャブラリー..
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安部公房論―演劇編―■安部公房の演劇活動 (1) 1954年~1959年 (2) 1960年代前半 (3) 1960年代後半~1970年代前半 (4) 1970年代後半 ■安部公房論―演..
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安部公房論―演劇編― (5)~ メモ▼初期の安部にとって重要だったもの……ブレヒト的異化 ・ブレヒト→ヒトラー ブレヒトが別の時代に生まれていたら[……]純粋に芸術的な詩を書いたろうかなどという問題は提起しても意味のないこと..
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安部公房論―演劇編― (4) 中期の安部における政治性以上(2)と(3)で、「安部システム」成立直前(1967年)の安部公房の、演劇上の問題意識を見てきたわけだが(『友達』においても『どれい狩り』改訂版においても、疎外状況の告発それ自体に淫しているよう..
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安部公房論―演劇編― (3) 戯曲『どれい狩り』改訂版について次に、『友達』と同じ1967年に発表された、『どれい狩り』の改訂版へと話を移そう。 この作品[『どれい狩り』]には、[1974年3月の時点で]二種類の戯曲がある。一つは初演当時(昭和30・6)..
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安部公房論―演劇編― (2) 戯曲『友達』について安部公房にとっての演劇的な下部構造である俳優の問題、そして「安部システム」の問題を論じることが、本稿の目標である。 しかし、それを論じるには、準備作業として、1970年代に「安部システム」が形成..
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安部公房論(appendix)安部公房は1962年に日本共産党を離れるが、この年に発表された『砂の女』は、戦後マルクス主義的な疎外論の寓話(安部自身の初期短編群)からの切断を目指して書かれたものであり、また、その切断を達成した小..
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安部公房論―演劇編― (1) 安部作品の下部構造安部公房は、特に1970年代、機会あるごとに演劇について論じていた。 安部の文章は、どれも明解な論理に貫かれたクリアなものであり、彼の演劇論も、内容としては――コンスタティヴな水準では――理解し..