記事「安部公房」 の 検索結果 305 件
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安部公房の演劇活動 (4) 1970年代後半さて、肝心の安部公房スタジオであるが、1973年から79年にかけて活動したこの劇団も、安部の作家としてのキャリア全体がそうであったように、先の見えない試行錯誤の中で仕事の内容を変えていった。 ..
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安部公房の演劇活動 (3) 1960年代後半~1970年代前半1966年、安部は音楽教育で有名な桐朋学園大学と千田の劇団俳優座とに働きかけ、俳優座の養成所を桐朋学園大学短期大学部芸術家演劇コースへと編成し直して、自ら教授として就任している。 この大学での教..
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安部公房の演劇活動 (2) 1960年代前半さて1960年代に入ると、安部公房は作家として大きな転機を迎えることになる。 その最大の記念碑が、1962年発表の『砂の女』である。 後に数十カ国語に翻訳され安部の世界的名声を確固たるものに..
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安部公房の演劇活動 (1) 1954年~1959年1954年(昭和29年)12月、雑誌「群像」に一編の戯曲が発表された。 『制服』と題されたそのテキストの作者は、3年前に芥川賞を受賞し、戦後文学の中でも特にアヴァンギャルドな作家として精力的に多..
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【修士論文】安部公房論―中期長篇小説を中心に―安部公房論―中期長篇小説を中心に― (清末浩平 2006年 修士論文) はじめに 『砂の女』論 《1》 採集者/観察者 《2》 観察者の自己矛盾 《3》 逆さの鏡..
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詩人の生涯先日のブログに記した「題名の思い出せない小説」が判明しました。 安部公房の「詩人の生涯」だったのです。 わたしはてっきり別人のものと思いこんでいました。公房とわかり、ちょっとショック。 なに..
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安部公房『人魚伝』安部公房作品を取り上げるなら、『砂の女』や『箱男』あたりをというのが相場だろう。しかし、今日は、おそらくあまり誰も取り上げまいと思われる『人魚伝』について書いてみたい。大学2年の秋頃、その時の部屋の..
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第四間氷期誰から、その作家の存在を教えてもらったのか、例のごとく記憶は曖昧だが、周囲に居た文学好き、SF好きの知人の一人だったのだろう。今となっては『砂の女』を先に読んだのか、それとも逆だったのか、もう確かめよ..
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安部公房安部公房(あべこうぼう、1924年(大正13年)3月7日-1993年(平成5年)1月22日)は、日本の小説家、劇作家、演出家。本名は公房(きみふさ)。東京府で生まれ、満洲で少年期を過ごす。高校時代から..
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日本文学100年の名作 第7巻 公然の秘密(池内紀・川本三郎・松田哲夫)新潮文庫創刊100年記念の中短編アンソロジー全集第7巻。1974年から83年に発表された17篇を収録。収録作は、筒井康隆「五郎八航空」、柴田錬三郎「長崎奉行始末」、円地文子「花の下もと」、安部公房「公..
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捨ててよ、安達さん。 第2話昨日は、ドラマ『捨ててよ、安達さん。』の第2話でした。 こちら >> ドラマ25「捨ててよ、安達さん。」|出演:安達祐実|テレビ東京 今回、捨てるものは「輪ゴム」、そし..
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安部公房とチャップリン4人の識者と共に、ベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』、マキアヴェリ著『君主論』、橋川文三の『昭和維新試論』、安部公房著『方舟さくら丸』という4つの書物から、ナショナリズムを解剖していくという..