記事「宮部みゆき」 の 検索結果 1565 件
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『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』 宮部みゆき江戸は神田の筋違御門先にある袋物屋の三島屋で、“おちか”は風変わりな百物語を続ける。シリーズ第一期完結編「完結編」・・・ってどういうことだろうと読みはじめる。 「そうだ。聞き捨て、聞き捨てと言い..
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『この世の春』 宮部みゆきおもしろかった!「サイコ&ミステリー」なんて書いてある紹介文をみると身構えてしまいますが、サイコ風味はそれほど強くないです。 「わたしの大好きな要素 謎解きミステリー 怪談 元気な子ども..
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『三鬼 三島屋変調百物語四之続』 宮部みゆき三島屋変調百物語おちかが聞き手の変わり百物語の四冊目です。おそろしい鬼が描かれた表紙に身構えながら読みはじめましたが『食客ひだる神』でホッと一息つきました。夏場の休業の理由が愉快。みっつ並んだ小豆の判..
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『希望荘』 宮部みゆき「杉村三郎シリーズ」の第4弾。「ひょこっととんでもないものに取り憑かれて、とんでもない事をしでかす羽目になる」魔が差すということの恐ろしさ。当事者、そして関係者、周りを巻き込み波紋を広げていく。悪魔の..
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『悲嘆の門 上・下』 宮部みゆきなんだか釈然としない読後感。現実の殺人事件とファンタジーの部分がうまく融合してないような気がして。元・刑事の都築がかっこいいです。心の一部を奪われても自分を取り戻す。強くて芯の通った老人は宮部さんの作..
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『ペテロの葬列』 宮部みゆき『誰か』『名もなき毒』に続く杉村三郎シリーズ三作目『ペテロの葬列』「ペテロ」とは罪を犯して後に悔い改めた者の象徴だそうです。杉村三郎は拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇する。事件は3時間ほどであ..
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『〈完本〉初ものがたり』 宮部みゆき勘違いをしていました。ずっと「お初」という女性のものがたりだと思ってた。「初もの」のことだったのですね。本所深川一帯をあずかる「回向院の旦那」こと岡っ引きの茂七が、子分の糸吉や権三らと難事件の数々に挑..
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『泣き童子 三島屋変調百物語参之続』 宮部みゆき三島屋の黒白の間にて、本日もおちかは、客人たちが持ち込む怪談話に耳を傾けます。「泣き童子」が怖かった。心の底からゾッとしました。「小雪舞う日の怪談語り」江戸へと奉公にあがる幼子を案じる声の主にあたたか..
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『ソロモンの偽証 第III部 法廷』 宮部みゆき彼らはやりとげました。心からの拍手を捧げます。おもしろかった!700ページを一気読みでした。本作では五日間にわたる審議と判決が描かれます。柏木卓也の死の真相が明らかになりました。では題名の「偽証」とは..
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『ソロモンの偽証 第II部 決意』 宮部みゆきおもしろかった!第II部 には信頼できる大人が出てきます。地味で目立たない生徒が思いがけない場面でバランスのとれた賢明な判断を下す。第1部での重苦しい空気に光が射しこんだようです。真相を明らかにすると..
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『ソロモンの偽証 第I部 事件』 宮部みゆき700ページにもおよぶ分厚い本です。しかも結末までにあと二冊もある。1部には悪意が渦巻いている。スクールカースト、欺瞞、嫉妬、歪んだ関係息苦しい空気にうんざりしながら読み続ける。少年の死から派生した周..
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『ばんば憑き』 宮部みゆき【人の心に巣くう「あやかし」たち。江戸の怪奇短編集】人の業のおそろしさ、強さとやさしさ、今回も堪能させていただきました。この短編集は「あやし」と同じような趣向なのね。江戸のふしぎ噺。『博打眼』がすごく..