記事「寄席」 の 検索結果 991 件
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掛け合い活き活き『置どろ』(兼好)、豊富なイメージ『お血脈』(楽之介)、自信の『抜け雀』(鳳楽)今年の国立演芸場の五代目圓楽一門会は、いつもよりひと月早い10月。12月は改修のため閉館ということで、臨時的に早まったもの。圓楽一門は、磨かれた古典落語を演じるので、その一門会はなかなかの魅力で..
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芸術祭寄席 表現力豊かな『虱茶屋』(小文治)、十八番の『井戸の茶碗』(歌丸)国立演芸場で10月21日(日)に開催された芸術祭寄席の昼の部(落語芸術協会)を鑑賞した。夜の部(落語協会)は発売当日即時売り切れの一方で、昼の部は完売ではないところが、落語協会と落語芸術協会の実..
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とぼけた歌司の『抜け雀』(国立演芸場9月中席)9月14日(金)の国立演芸場9月中席の夜の部、客は少なく3割程度か。ゆったり聴ける。 入りが悪い日のせいか、オーソドックスな古典落語のみ。歌奴師匠の『金明竹』は、彼らしい工夫で味わいがあった。も..
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圓丈かぶき噺『白浪五人男』 コミュニケーションの『竹の水仙』(喬太郎)、工夫の『トキそば』(白鳥)8月25日(土)の国立演芸場は恒例の圓丈の登場である。通常であれば12月なのだが、今年はこの期間、改修工事で休館が予定されており、夏の時期になったものだろう。 特別企画公演としては定着して..
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上方の寄席 ワッハ上方演芸資料館大阪難波に行って気がついた。上方の落語は、東京の落語とは異次元のものだ。友人が大阪で放送作家をしていた。落語のラジオ放送について、何を聴いているのかと尋ねられたことがある。大阪の演芸誌を観た。一つ..
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グィーと引き込まれる『勘蔵の死(真景累ヶ淵)』(歌丸)、味のある『たがや』(夢太朗)8月11日(土)は国立演芸場8月中席の初日。大入り満員である。トリは、落語芸術協会会長の桂歌丸師匠で恒例の怪談話。今回は、昨年に引き続いて三遊亭圓朝作の真景累ヶ淵の『勘蔵の死』と『お累の自害』..
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新宿末広亭8月上席 花緑ならではの醍醐味『三軒長屋』、味のある正蔵の『悋気の独楽』8月1日、一日休んで、新宿末広亭8月上席に行く。ここは、昼夜入れ替えなしなので、9時間たっぷり楽しむというのが良い。オリンピック開催期間中のせいか、客の入りは3割程度。平日なので、こんなもんだろう..
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ひと味違う上方落語は大阪繁昌亭天満天神繁昌亭の7月29日(日曜日)の昼席は大入り満員。さすがに上方落語、東京落語とはひと味違う。開口一番は智六の『動物園』である。見台はない。 『千早ふる』、『饅頭怖い』とわかりやすい噺が続く..
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名人の手に掛かる大作『猫の皿』(小三治)、懐かしの『女天下』(小袁治)7月21日(土)の国立名人会は、トリが柳家小三治師匠。国立演芸場の国立名人会に小三治師匠が登場するのは、新春を除けば久し振りのようだ。当然のことながら満員御礼。 中トリの文生師匠は『蒟..
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リアルな人間落語『初天神』(一之輔)、マクラなし軽快な『天災』(兼好)、芸事プロ『幇間腹』(菊之丞)6月24日(日)午後6時から、国立演芸場で、平成23年度花形演芸大賞受賞者の会が開催された。ここ4回連続して行っている。今回も満員御礼。 口演もさることながら、贈賞式が面白い。今回も菊之..
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マクラのある『天災』(小三治)、沸かせる『豊竹屋』(正雀)6月22日(金)の新宿末廣亭6月下席夜の部、途中から入り、まずは桟敷席に座ったが、途中で椅子席が空く。7時頃からは二階席に客が入る。 新宿末廣亭では、夜の部の割引料金を始めた。通常興行の日..
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人情の『二十四孝』(馬楽)、盛りだくさんの『品川心中』(志ん彌)、今流行?の『かんしゃく』(燕路)6月2日(土)国立演芸場6月上席は、4分の1程度の客の入り、トリも代演で、計3人が代演だが、こういうときこそ、ゆったりと中身を楽しむべき。 燕路師匠が演じる『かんしゃく』は寄席では近頃お..