記事「寄席」 の 検索結果 990 件
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ねちっこい系統の名演『初天神』(春風亭一之輔の国立演芸場5月中席初日)国立演芸場5月中席は落語協会の真打ち昇進披露興行。春風亭一之輔氏のごぼう抜き単独昇進である。真打ち昇進披露興行は、3月下席の鈴本演芸場から始まって4月下席の池袋演芸場まで、そして10日間の休み..
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立川流落語会 志らくの現代版アレンジの『茶の湯』、人情の機微に触れるぜん馬の『浜野矩随』4月28日(土)の国立演芸場は、立川流落語会の中日。談志の弟子たちだけあって個性いっぱいの芸。 平林氏は、浮世根問を名古屋バージョンで、サゲは“名古屋弁だから尾張で括るか”とし、立川流..
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国立名人会 聴かせる志ん輔の『明烏』、唐獅子牡丹のはん治の『百川』4月22日(日)の国立演芸場4月の国立名人会、満員御礼である。 最初の白酒師匠は意外にも国立名人会出演は初めてだという。武家の粗忽噺である「松曳き」は師匠らしい持ち味。米多朗師匠は米助師..
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国立演芸場4月中席 歌丸の渋みのある人情・音曲噺『双蝶々雪の子別れ』4月13日(金)の国立演芸場4月中席夜席、4月中席は、主任は恒例で桂歌丸師匠が務める。最初のうちは4~5割程度の入りだったが、最後はほぼ満席の入り。 桂夏丸氏は、マクラをうまく繋げて奈良..
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国立演芸場4月上席 うらなり風の味の喜多八の『盃の殿様』、オタク新作の小ゑんの『鉄の男』4月8日(日)の国立演芸場4月上席は4割程度の入りだが、中身はそれなりに良い。 ろべえさんの『旅行日記』は今輔師匠の新作のようだが、喜多八師匠も手がけており、それを継承したものなのだ..
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国立名人会でさん喬の『花見の仇討』を愉しむ3月25日(日)も満員御礼の国立演芸場は、第351回国立名人会。比較的穏やかなメンバーである。 今回お目当ては、さん喬師匠の『花見の仇討』、この時期ならではの噺である。この噺、演劇の舞台を思..
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紀伊國屋寄席 小三治の『小言幸兵衛』を最後まで、光る志ん輔の『愛宕山』3月19日(月)午後6時半からの紀伊國屋寄席(紀伊國屋ホール)は満員御礼。トリが小三治師匠であるからそれもそのはず。演ずるのは5人だけ、『真田小僧』と『小言幸兵衛』が本来のサゲまで楽..
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あぜくらの夕べ 落語家、師匠と弟子 平治と一之輔3月5日(月)18時~20時7分は、『あぜくらの夕べ 落語家、師匠と弟子』、今回は、11代目桂文治を襲名する桂平治師匠と、このたび真打ちに昇進する春風亭一之輔氏を交えてのトークと落語である。 ..
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百栄の『バイオレンス・スコ』と阿久鯉の『徂徠豆腐』、遊馬の『蛙茶番』も迫力、花緑の『火焔太鼓』は貫禄3月3日(土)国立演芸場第394回花形演芸会は、桃の節句の夜。満員ではないが、8~9割程度の客の入り。新作が二つの予定であったが、春風亭鯉枝師匠が休演となり、今回は一つ。 代演だが、遊..
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新作2つ『寿限たら』(夢之助)『レプリカント』(小ゑん)と雲助得意の廓噺『幾代餅』2月26日(日)の国立名人会(国立演芸場)は満員御礼。噺家は比較的まとまったメンバーで、聴衆の年齢層も比較的若め。 文左衛門師匠の「笠碁」は落ち着いたいい出来。小文治師匠の「殿様団子」は飄..
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今年の鹿芝居は『芝浜革財布』2月18日(土)の国立演芸場2月中席は満員御礼。翌日曜日も満席だという。もっとも、本日は団体客も入っていたようだ。2月中席は、大喜利として鹿芝居を上演している。今回で9回目になるという。 ..
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2月の花形演芸会で色気の兼好『三枚起請』、人情噺の左龍『甲府い』、上方の貫禄の吉弥『ちりとてちん』2012年2月4日(土)18時からの花形演芸会(国立演芸場)を観た。花形演芸会は久し振りだが、今回は満員御礼。しばらくは空席もあったので、絶対的な人気を誇っているわけではないが、古典落語の中でも..