記事「寺山修司」 の 検索結果 243 件
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週話§日曜流転~寺山修司と唐十郎の命日~一か月前の5月3日、紅テントの“状況劇場”を主宰していた劇作家・演出家・俳優の唐十郎が逝去した。享年八十三 何と!奇しくも1983年に47歳で没した“天井桟敷”主宰の歌人にして劇作家の寺山修司と..
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おない年のひと嵐山光三郎『文人悪食』(マガジンハウス)を読んでいて、意外に思ったのは谷崎潤一郎(1886-1965)と石川啄木(1886-1912)が同い年だったということです。石川啄木は明治に亡くなった人ですが..
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浅川マキのこと「夜が明けたら/かもめ」の歌手・浅川マキは金沢のとなり町の出身です。金沢二水高校を卒業し、町役場に務めていたそうですが、東京へ出奔しました。 1968年、寺山修司にみいだされて脚光をあびました。..
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月日の残像瀬戸内海の島といえば木下惠介「二十四の瞳」、新藤兼人「裸の島」、篠田正浩「瀬戸内少年野球団」といった古い映画を思い出します。 木下惠介の助監督をしていたこともある山田太一の『月日の残像』(新潮社..
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あくまでも「あの時代」の飢餓感~映画「あゝ、荒野」前・後編あくまでも「あの時代」の飢餓感~映画「あゝ、荒野」前・後編 寺山修司の原作を50年ぶりに映画化した。新宿を舞台に、プロボクサーとしてもがく二人の若者の荒涼とした飢餓感を描いた。原作の初版が1967年。..
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儚い歌詞にひそむ物語~濫読日記儚い歌詞にひそむ物語~濫読日記「北のはやり歌」赤坂憲雄著 赤坂は、はやり歌はつくるものではなく、つくられるものだという。その通りだろう。歌は、その背後に横たわる物語を大衆が抱きしめることによって、つま..
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箱男安部公房原作の「箱男」(石井岳龍監督)を公開初日に観た。石井監督が映画化を考えてから27年、安部公房生誕100年の節目に、ようやく作品となった。段ボール箱を被って街に隠れ、世間を覗き見する箱男。異様な..
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書を捨てよ 町へ出よう寺山修司原作の舞台化、池袋の東京芸術劇場でみた。寺山の著作を読んだのは中学・高校の頃。小田実の「何でも見てやろう」とともに、「書を捨てよー」は、若かった自分にとって、生き方の羅針盤となる言葉だった。 ..
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星の王子さまProject Nyxの公演を池袋の東京芸術劇場で見た。寺山修司がかの有名なサン・テクジュペリの星の王子さまを舞台にした。その原作を宇野亜喜良の構成・美術と金守珍の演出で料理した。 見えるものを見な..
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美女劇 奴婢訓Project Nyxの第18回公演を東京芸術劇場シアターウエストでみた。水嶋カンナプロデュース。寺山修司作、天井桟敷の代表作を女性キャストだけで演じる。綾野アリスによると、「きれい系アングラ劇」。確..
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あゝ荒野 後編ボクシングの激しい打ち合い、つい手に汗握って熱くなってしまった。映画だと分かっていても、血潮が飛び顔が腫れる場面が続くと、迫力に圧倒される。因縁の相手、ユウジとの壮絶な試合。ケンジとの宿命の対決。憎し..
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あゝ、荒野寺山修司の唯一の長編小説の映画化。期待して観に行った。2021年、東京五輪が終わった翌年の設定で、新宿という「ネオンの荒野」であがく若者のせつなく峻烈な青春を描く。岸善幸監督。 菅田将暉、ヤン・..