記事「怪獣」 の 検索結果 961 件
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「ウルトラマン」復活の兆し ~形態学的怪獣論45異種合体怪人の発想は、『仮面ライダーX』において「有名人+動物」という展開を見せる。形態的には『V3』時代がピークだったかと思われるものの、ここに至って一つのパターンが完成をみた。それは「名称」である..
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高い完成度のライダー怪人 ~形態学的怪獣論44『仮面ライダー』の成功は、最初から約束されていたものではもちろんなかった。様々な逆境の中で、必然的にあのスタイルが確立されていったことは今では広く知られている。事実、当初の怪人は必ずしも洗練されたデザ..
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怪獣から怪人へ ~形態学的怪獣論43続くシリーズにおいても、怪獣デザインへのあくなき挑戦は続いた。アーストロンとベムスターの合体とでも言うべきアストロモンスで華々しく幕を開けた『ウルトラマンタロウ』は、アラビアンナイト風の荒唐無稽を目指..
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怪獣を超える超獣 ~形態学的怪獣論42『新マン』の後を継いで登場した『ウルトラマンA』は、男女合体の主人公という設定とともに、兵器を有する怪獣=超獣という新機軸を打ち出した。高橋昭彦氏の手になるベロクロン、カメレキング、ブロッケンなどの力..
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群雄割拠の怪獣ブーム ~形態学的怪獣論41ゴジラに始まる本格的な「怪獣」は、ウルトラシリーズの登場と、これに伴う爆発的な怪獣ブームによって、一気に市民権を得た。特に成田亨、高山良策という二人に芸術家による作品の数々は、今日に続く膨大な作品群の..
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宇宙人像の模索 ~形態学的怪獣論402体ずつ敵役を登場させるという設定は、かなりの苦闘を撮影現場に強いたのかもしれない。スノーゴンを操るブラック星人やレッドキラーを操るズール星人など、あえてその存在理由を問われるものも中にはあった。その..
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新怪獣の模索 ~形態学的怪獣論39昭和47年の年明けから、怪獣とこれを操る宇宙人がセットになって登場する回が増えていく。もはや画期的な独創性を持った新怪獣を出し難くなったための打開策かと言えば、そうではない。よりエンターテインメント性..
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ウルトラの星、光る時⦅2⦆ ~形態学的怪獣論38これに対して、ブラックキングの重量感溢れる姿こそは、この怪獣に与えられた役割、つまり「悪役」を一瞥で理解させる。まさしく「形態」の持つ威力。全身にみなぎる力強さは、太い筆で一気に書き下ろしたかのごとき..
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ウルトラの星、光る時⦅1⦆ ~形態学的怪獣論37動物細胞と植物細胞を掛け合わせた究極の生命ともいえる細胞を、自分の手で作りだしたいと願うマッドサイエンティストの物語。そこに「青年期の孤独」を重ね合わせた物語だ。放映されたレオゴンは、小林晋一郎氏のオ..
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11月の作品群たち ~形態学的怪獣論36久々の登場となった池谷氏のキングマイマイは、同一パターンの中に抑制の効いた、「らしさ」に溢れた作品である。整然として破たんが無く、美しい。これはマイマイガという蛾の一種がモチーフのはずだが、どうも昆虫..
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更なる飛躍へ ~形態学的怪獣論35第1クールを模索期、第2クールを確立期とすれば、第3クールこそはまさに『新マン』の充実期だったと言えよう。第2クールは、伊吹隊長という強力な指揮官を得て、MATは戦闘集団の色彩を明確にし、組織としての..
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第2クールは混成チーム ~形態学的怪獣論34アントラーの系譜を継ぐノコギリンも、快作だ。クワガタとカブトムシの融合した頭部、背中の彩色、硬質の手足など苦心のあとが見られる。着ぐるみの質感がもう少し硬質であればと、惜しまれる。熊谷氏は第2クールで..