記事「怪獣」 の 検索結果 961 件
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人頭の宇宙人デザイン 産みの苦しみ ~形態学的怪獣論9史上類を見ないほどの、バラエティ豊かな「ウルトラセブン」の宇宙人ラインナップ。独自の「面長」の宇宙人をメインイメージに据え、そこに様々なシルエットの操演怪人・多角形怪獣を配したことは、すでに述べた。そ..
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三角形のシルエットがもつ力強さ ~形態学的怪獣論8セブンの第一クールに登場したアイロス星人は、全ウルトラ怪獣を代表する傑作のひとつであると思う。斬新な形態、鮮やかな色彩、宇宙人とも怪獣ともつかないデザイン。セブンが最強の必殺技ワイドショット初めて披露..
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魅惑のシルエットを持つ宇宙人 ~形態学的怪獣論7「宇宙からの侵略」を掲げた時点で、ウルトラセブンは様々な知的生命体との戦いを運命づけられた。その形態は、常識的に考えれば「人間型」に限定される。だがデザイナー成田亨氏は単なる「人間の改変」にとどまらず..
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三原色の宇宙人 ~形態学的怪獣論6ゴドラ星人と双子の兄弟とも言えるのが、ペガッサ星人である。比較してみると判るが、目の位置から黒と白と赤の配色まで、ことごとく対照的にデザインされている。しかもペガッサ星人の方は、デフォルメの原形(例え..
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宇宙人デザインの系譜 ~形態学的怪獣論5成田亨氏が「怪獣・怪物・怪人ではなく、宇宙人のデザイン開発を真剣にやり始めた頃のデザイン」と言われるのが、メフィラス星人である。それまでは真剣でなかったという訳では無く、先人の参考例と己の美意識の導く..
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異星人のシルエット ~形態学的怪獣論4デザイナーの成田亨氏は、ウルトラQの中で、セミ人間(正式にはチルソニア星人)とケムール人という2体の宇宙人をデザインしている。セミ人間は文字通り、人間の頭部をセミに置き換え、全身に透明なスーツを着せた..
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正統派怪獣からの脱却 ~形態学的怪獣論3自然界にあるあらゆる生物や静物の形・模様・デザインを使って怪獣化した『ウルトラQ』とは異なり、また同時期スタートした『マグマ大使』のように2週間で怪獣1体という緩やかローテーションとも異なる、週に1体..
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正統派怪獣とは ~形態学的怪獣論2前回はネロンガのユニークさを語ったが、造型の原型になったのは、東宝怪獣のバラゴンだ。この「バラゴン」の背中の装飾はよほど優れていたのか、「ネロンガ」はさらに「マグラ」、そして「ガボラ」へと改造を重ねて..
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四足怪獣の王道「ネロンガ」 ~形態学的怪獣論1ベムラーやレッドキングが二脚怪獣の決定版なら、ネロンガは四脚怪獣の決定版を意図してデザインされたという。成田亨氏のデザインでは、ウルトラQに出てくるゴルゴスに似て、うずくまる山のような体形に顔が付いて..
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怪獣デザインの誕生 ~成田亨氏と怪獣創作秘話昭和40年『ウルトラQ』製作半ばの時期に、成田亨氏は円谷英二氏自身によって円谷特技プロに招かれ、怪獣創作を委託される。最初のデザインはすでに井上泰幸(*)氏が手掛けていたペギラの引き継ぎだったが、成田..
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バルタン星人という美しさ ~バルタン星人の登場が怪獣・星人のデザインに与えた影響は大きいバルタン星人の登場は、この後に出てくる数多くの怪獣・怪人の姿形に、デザイン的に大きな影響を与えることとなった。まず全体像として、最も早く影響を受けたと思われるのは、1967年の『キャプテン・ウルトラ』..
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バルタンの一族 ~ウルトラマン一族のライバルといえば、このお方!初代バルタン星人は、ウルトラマンによって円盤を爆破され、星空のかなたに消えたはずだった。だがバルタン星人は、そのあまりに強烈な印象だったがゆえに、その後いく度も眠りから覚まされることとなり、今日まで続..