記事「村上春樹」 の 検索結果 3858 件
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村上春樹「踊る小人」と魔術的リアリズム村上春樹作品を取り上げるシリーズです。どうしても長編小説が注目され評価されるのですが、短編にも味わい作品があります。深い今回は「蛍・納屋を焼く・その他の短編」に収められている「踊る小人」を取り上げます..
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「海辺のカフカ」 迷宮としての物語村上春樹の小説「海辺のカフカ」について幾度か取り上げています。が、語り尽くしたという気がしません何度言及しようと、語り尽くせない不思議な小説です今日は漠然と「海辺のカフカ」と三島由紀夫の「午後の曳航」..
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村上春樹「アイロンのある風景」と「焚き火」村上春樹の短編小説集「神の子どもたちはみな踊る」の中から、「アイロンのある風景」を取り上げました登場人物である関西弁をしゃべるおっちゃん三宅が描いている絵は「アイロンのある風景」と題されており、それが..
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「風の歌を聴け」 デレク・ハートフィールド讃村上春樹の小説「風の歌を聴け」の中で特別異彩を放っているのは、デレク・ハートフィールドに対する熱烈な賛辞です。もちろん、デレク・ハートフィールドは村上による想像上の人物であり、実在しません。この実在し..
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村上春樹「アイロンのある風景」を眺めて村上春樹の短編集「神の子どもたちはみな踊る」の中から、「アイロンのある風景」を取り上げます以前にもこの短編集は取り上げたところですが、言い足りない部分があって気になっていました今回は山口大学人文学部の..
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村上春樹が世界の読者に刺さる理由心に響くという意味の表現が昨今では「刺さる」と表記されるようになりました。いつからなのでしょう?ライトノベル「涼宮ハルヒ」シリーズへの言及は一区切りとして、久しぶりに村上春樹を巡る旅を再開させます。経..
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村上春樹 井戸と異界の物語村上春樹の作品にはしばしば異世界(異界)が登場します。また、井戸が異世界との通路としても使われますその点について考えるべく、いくつかの論文を読み込んできました今回取り上げるのは井坂康志の論文です井坂康..
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村上春樹「一九七三年のピンボール」研究Ⅲ前回はこの作品を自分がどう読んだのか、概要を書きましたその補足として、「僕」がなぜ直子を求め続けているのか、を考えますご存知のように初期の村上春樹の作品に、繰り返し直子と呼ばれる女性が登場します。ある..
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村上春樹「一九七三年のピンボール」研究Ⅱ村上春樹の初期作品の1つにして、芥川賞候補作にも挙げられた「一九七三年のピンボール」を取り上げる第2弾です京都大学小島基洋准教授(論文執筆次は札幌大学講師)の論文「村上春樹『1973年のピンボール』論..
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「風の歌を聴け」 回想あるいは追憶、創作小説家のデビュー作には、その作家の文学的資質が詰まっている、と評価する向きもあります。もちろん個人差は大きいのであり、すべての作家がデビュー作だけで評価できるとは限りません村上春樹の場合、デビュー作「..
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「ノルウェイの森」 直子の人物像について山崎眞紀子札幌大学教授の論文「直子の乾いた声 : 村上春樹『ノルウェイの森』論、『めくらやなぎと眠る女』とともに。」から引用しますこの論文は前段部分と後段部分で異なるテーマが設定されており、読んでいて..
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村上春樹「風の歌を聴け」 自我の語りと沈黙村上春樹の初期作品をブログで取り上げるため、古くなった文庫本を引っぱり出してきてパラパラと読み返す作業が個人的には随分と楽しい時間に感じられます。同時に懐かしくもあり読み返してまた新たな楽しみを味わえ..