記事「東京芸術劇場」 の 検索結果 180 件
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トーマス・オスターマイヤー演出『暴力の歴史』@東京芸術劇場(2019年10月24日)今回の東京芸術祭の上演作品は3本とも素晴しかった。クリャービン演出『三人姉妹』、ナンシー・ブラック演出/デューダ・パイヴァ『BLIND』、トーマス・オスターマイヤー演出/エドゥアール・ルイ『暴力の..
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永井愛作・演出、二兎社『私たちは何も知らない』@東京芸術劇場(2019年12月13日)日本のフェミニズム草分けの雑誌『青鞜』創刊~休刊まで(1911~16)の、出版に関わった人々の人間模様。今回、創刊当時平塚らいてうは25歳だったと知って、自分がこれまで抱いていたイメージのいいかげん..
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稲葉賀恵演出、ダイアナ・ンナカ・アトゥオナ『リベリアン・ガール』@東京芸術劇場(2019年12月14日)毎年年末に池袋で開催される、「紛争地域から生まれた演劇」シリーズのリーディング公演、2019年は稲葉賀恵演出、小田島創志訳の、UK生まれのナイジェリア人作家の作品。内戦の中、祖国を出ることを頑迷に拒..
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扇田拓也演出・てがみ座『燦々』@東京芸術劇場(2020年2月14日)長田育恵作『燦々』、改訂版での再演の評判がいいのでちょっと頑張って観に行った。扇田拓也演出は、前回は座・高円寺の縦横の広さをたっぷり生かしたもので( https://operaandarts.see..
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野田秀樹作・演出『赤鬼』、11月30日まで期間限定配信中夏に上演していた野田秀樹『赤鬼』、30日(月)17時までA組の録画をYouTubeでネット配信中。出演者たちはこういう人たち( https://www.geigeki.jp/performance/..
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二兎社『ザ・空気 ver.3』@東京芸術劇場(2021年1月15日)永井愛作・演出による「いまの日本」に生きる人たちのための劇。5年経ったら分からないだろう小ネタてんこ盛りだが、「報道者の良心」という普遍的なテーマだからこそ素材にはこういう鮮度が有効だろう。理想を語..
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森新太郎演出《パレード》@東京芸術劇場(2021年1月25日)舞台は南北戦争50年後の南部。北部から来た人間への、ユダヤ人への「よそ者」感。当然のような黒人への差別。貧しい家庭の子どもたちの児童労働、それを搾取する工場の資本家。家庭にも仕事場にもある、女性への..
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芸劇コンサートオペラvol.8 プーランク《人間の声》/ビゼー『アルルの女』@ 東京芸術劇場(2022年1月8日)新年一発目の演奏会。45分+90分の長丁場だったが、上演が少ないフランスもの、しかも「報われぬ愛に死ぬ」男女の物語をセットで聴けて予想以上の楽しさだった。 《人間の声》は森谷真理ソロ。ソファーと..
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藤田貴大作・演出、マームとジプシー『cocoon』@ 東京芸術劇場(2022年7月10日)沖縄戦で犠牲になった女学生や兵士の悲劇を描いた藤田貴大と今日マチ子の傑作、コロナ禍での延期をを超えての再々演。会場もプレイハウスに拡大し、全国ツアーもこれから。無事に全箇所で上演されてほしい。 ..
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芸劇eyes番外編vol.3「もしもし、こちら弱いい派 かそけき声を聴くために」@東京芸術劇場シアターイースト(2021年7月25日)『20年安泰。』から続く芸劇の若手劇団ショーケース企画は、普段自分が絶対観ないような団体との出会いにはありがたい企画。雑誌であたらしい連載に出会うようなもので、企画する側は大変だろうとは推察するけれ..
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西川信廣演出、リリアン・へルマン『子供の時間』@ 芸劇シアターウエスト(2021年10月15日)昔から気になっていた作品をようやく観た。女性二人への同性愛「疑惑」が、彼女らはもちろん周囲の人々の人生を狂わせていく。そう、「疑惑」とは良くない疑いに使う言葉。もちろん初演1934年には想像を絶する..
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野田秀樹作・演出『THE BEE』@ 東京芸術劇場シアターイースト(2021年11月1日)野田秀樹の名作『THE BEE』が7年ぶり、日本語版としては9年ぶりの再演。プログラムによれば「この作品をレパートリーとして見せたいから自分が出ない形で作っておくことも大事かなと。」とあって、新しい..