記事「森絵都」 の 検索結果 269 件
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『架空の球を追う』(森絵都)女だけの同窓会で白熱する議論、仲違いしかけたのにUFO一発で修復される姉妹の絆。ハチの巣を退治しておくよう言い残して出かけた上司。なにげない日常的な光景から一瞬のドラマが生まれる様を鮮やかに切り取っ..
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『風に舞いあがるビニールシート』(森絵都)「人の命も、尊厳も、ささやかな幸福も、ビニールシートみたいに簡単に舞いあがり、もみくしゃになって飛ばされてゆくんだ」 難民救済に奔走していた元夫を失ったとき、彼女は一つの決断を下す。彼の想いを受け止..
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『短篇ベストコレクション 現代の小説2011』(日本文藝家協会)2010年に小説誌に掲載された短篇から、日本文藝家協会が選んだ傑作を収録したアンソロジー。SFやホラーなどジャンル小説も含まれていますが、基本的には一般小説というか、いわゆる中間小説がメインとなって..
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『短篇ベストコレクション 現代の小説2009』(日本文藝家協会)2008年に発表された短篇の中から、日本文藝家協会が優秀作品を厳選して収録したアンソロジーです。収録作は基本的には一般小説ですが、SFやホラーも含まれています。 まず特筆したいのが『明るい農..
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『みかづき』みかづき作者: 森 絵都出版社/メーカー: 集英社発売日: 2016/09/05メディア: 単行本内容紹介「私、学校教育が太陽だとしたら、塾は月のような存在になると思うんです」――昭和36年。人生を教..
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寸評:今月読んだ本(2014年4月)4月もあっという間に月末を迎えています。今月は、シリーズものの書籍を数冊まとめて1つの記事で紹介したりしたので、記事の件数としては少ないけれど、実は読んだ本の冊数は3月よりも多いのです。月末を迎えるに..
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どれもよい森絵都『永遠の出口』読了。 なんというか、世代的にぴったり過ぎてはまった。そうそう、中学の時は校内暴力・積木崩しでしたねえ。共感がすごすぎて、だいたい自分と同じ人かと思えてくる。が、自分..
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異文化の中梨木香歩『ピスタチオ』読了。 なんというか、不思議な話。最初のところに病気の動物が出てきたので、正直読んでいて辛くてへこんだが、主人公がアフリカに行ってからは、日本とまるで違う文化の中に..
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四十代女性森絵都『おいで、一緒に行こう』読了。 読み初めから最後までほぼ泣き通し。原発後に置いていかれた動物たちを助けるボランティアたちに、作家である筆者が夫とともに取材で加わって見聞きしたことが詰ま..
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悲恋と再生中上健次『軽蔑』読了。 トップレスバーの美しいダンサーと、悪ぶった田舎のぼんぼんとの恋愛。ありそうなパターンの悲恋だが、当たり前には書かれていないし、また、とても悲しくて骨太な物語。主人公の..
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たまっちゃったついつい忘れて読んだ本がたまってしまった。次に図書館に同じ本を買ってしまわないように、一所懸命つけているメモ代わりなのに……。 まずは森絵都『風に舞いあがるビニールシート』読了。 とても..
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ライトな2冊加藤実秋『モップガール』読了。 ドラマになっていたとは知らなかった(もっとも、全然違う設定らしいが)。特殊清掃のバイトをする若い女の子を主人公にした、超能力ミステリ。ストーリーそのものよりも..