記事「江戸川乱歩」 の 検索結果 467 件
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『踊る一寸法師』(1926)SNSによる陰湿な匿名の書き込みが最近話題になっている。イジメの話題も全くなくならず、人というのはなぜ弱い者や少数の立場の者を攻撃するのかと考えさせられてしまうが多分、人間の本能に近い部分にある暗い欲..
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『火星の運河』(1926)マニアの中では難解で通ってる作品だし、マニアでないとタイトルすら知らない短編だと思う。そもそも推理小説ではなく、幻想的で耽美的な表現と夢オチ。ただ、銀色の空と黒色の丸い沼、美しい女体。モノクロの風景の..
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『毒草』(1926)江戸川乱歩というと「フハハハハ~、明智くん、さらばだ!」系の話とか、資産家の令嬢が出てくる話とかを想像する人が多いが、意外と社会の底辺とか貧困を描くこともあって、この「毒草」という作品もそれである。 ..
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『木馬は廻る』(1926)貧乏で50過ぎで妻子持ちのラッパ吹きが、同じ回転木馬の施設で働く18歳の娘に淡い恋心を抱く話。江戸川乱歩の小説には事件性のない話も多いのだが、この作品はまあ、事件という事件は起こらない作品である。 ..
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幽霊塔のススメアルフレッド・ヒッチコック監督の孫娘が大学で映画の授業があったという話があって、教授だか准教授の気分になると(家に帰って爺さんに聞けや)と思うだろうな、と思ったことがある。ヒッチコックの孫に映画の講釈..
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『指』(1960)私。小学生時代は江戸川乱歩に夢中になり、中学生時代はヒッチコック監督の映画に夢中になった。ヒッチコック監督の来日時、江戸川乱歩らが迎えたという話があるが、そういうことがあったと私が知るのはだいぶ後の話..
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『お勢登場』(1926)江戸川乱歩の作品の中でも結構メジャーな部類の作品じゃないですかね。NHKの満島ひかりのドラマでも映像化されたし、黒木華で舞台化されたらしいし。映画「RAMPO」の冒頭でもアニメで流されていたが、ホント..
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『算盤が恋を語る話』(1925)「日記帳」という作品と同じく、江戸川乱歩が内気な男の恋の告白を暗号で女性に伝えようとするお話。会計係のサラリーマンが職場の好きな娘の机の上にソロバンで暗号を残してドキドキするという、今なら少しアブナイ..
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『日記帳』(1925)初期の江戸川乱歩の作品は暗号モノが多く、デビュー作の「二銭銅貨」からして暗号モノだし、後の名作「孤島の鬼」も宝探し的な暗号解きの楽しさがある。翻案モノだけど「幽麗塔」もそう。。江戸川乱歩の名前の元ネタ..
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『一枚の切符』(1923)江戸川乱歩のデビュー作「二銭銅貨」に続く第二作とされる「一枚の切符」。「二銭銅貨」が日本語を用いた暗号解読の作品だったので純日本製の探偵小説ともてはやされたようだか、何となくこの作品には汽車や博士や切..
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『恐ろしき錯誤』(1923)江戸川乱歩は自分に厳しい人だったようだが、やっぱり他人からも厳しい評価を受けることもあったようである。「二銭銅貨」「一枚の切符」で整理小説家として鮮烈なデビューを飾るも、第三作目のこの「恐ろしき錯誤」..
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『夢遊病者の死』(1925)江戸川乱歩の作品をこれから読む方にとってネタバレになるかも知れないが「疑惑」とか「二廃人」と同じような夢遊病を題材にした作品。自分が夢遊病だったら…と思うと恐怖だし、今ならwebカメラを活用したり発達..