記事「物理」 の 検索結果 1387 件
-
2次相転移のランダウ理論(2)つづきをおさらいしますが、熱平衡を考えることになります。 実は、熱力学は大の苦手で、ほとんど鵜呑みの記述になりますので、ご容赦の程。。 ・熱平衡状態はギブスの自由エネルギー Φ(X,ρ(r))..
-
2次相転移のランダウ理論(1)では、標題のことについて概観をさらっていきます。ここではなるべく具体的に考えたほうが良いということで、結晶構造の変化に関する2次転移を扱うことになります。 ・結晶構造は原子の密度分布 ρ(r) ..
-
相転移と群について突然「相転移」では唐突すぎますね。何を意図しているかと、今群論と物理の関係をみているわけですが、この相転移の理論にも群論が使えるということで、ちょっとさらってみたいのです。 大体、ヒグス機構での相転..
-
時間反転操作(4)回転演算子はユニタリー演算子というものでしたが、時間反転演算子はユニタリーではありません。 ユニタリー演算子とはユニタリー行列で表現されるもので、内積を不変に保つという性質がありますが、時間反転演算..
-
時間反転操作(3)ハミルトニアンがスピン(大きさは 1/2 であるとしましょう)を場合はスピン演算子 s の時間反転も考慮する必要があります。ここでは、それについて考えましょう。 スピンは角運動量と同じ性質をもっ..
-
時間反転操作(2)今回は 時間反転演算子 について考えることにします。 時間反転演算子を T とすると、 T ψ(t) = ψ*(-t) ということになります。 ハミルトニアンが時間を含めない..
-
時間反転操作(1)ここでは時間反転対称性ということにつき勉強します。この時間反転操作も、広い意味での変換操作の1つですから群論では重要な役割を果たすようですが、ここでは量子力学における時間反転のこと考えます。 ハ..
-
摂動による縮退の分裂系のハミルトニアンがある対称変換について不変に保たれているときには、前記事にあったように、一般にエネルギー準位の縮退が発生します。 この系に摂動が加わって、摂動ハミルトニアンはより低い対称性をもって..
-
演算子の変換とエネルギー固有値の縮退(3)球対称ポテンシャルの場合のシュレディンガー方程式について考えましょう。 これは、次のようになります。 Hψnl m = Enl ψnl m ここで、HR = RH なので、 ..
-
演算子の変換とエネルギー固有値の縮退(2)前記事の結果を対称性を見るために、例をあたってみましょう。 例えば、球対称ポテンシャル中のハミルトニアン演算子 H = -(ħ2/2m)(∂2/∂r2)+V(r) は回転..
-
群としての回転操作(2)ここで、量子力学における角運動量として、軌道角運動量の他にスピン角運動量があります。 今回はそれについて少し触れます。本当はスピンは深い話なんですが、ここでは回転群という観点から考えるので、概念的に..
-
場の理論(1)これは以前にも書いたことがあるんですが、そのころは「第二量子化」というのが良く分かっていなかったので、未消化のままでした。今回また取り上げようと思います。元ネタは『現代物理学小事典(1993年版)』(..