記事「物語」 の 検索結果 3138 件
-
『神前酔狂宴』/古谷田奈月 ◎主人公である結婚式場の披露宴会場スタッフの浜野の思考が、かなり独特。浜野のあっけらかんとした軽やかさが、理解できるようで難しくて、途中までは〈ただ物語を読んでいる〉状態だったんですが、途中から理解しき..
-
『赤い月の香り』/千早茜 ◎前作『透明な夜の香り』で、一香が退職してしばらく経ってから・・・。カフェで調理の仕事をしていた朝倉満は、調香師の小川朔とその友人・新城にスカウトされ、朔の住む屋敷での仕事につくことになる。千早茜さんの..
-
『忌名の如き贄るもの』/三津田信三 ◎これだから、三津田信三さんの〈『◎◎の如き●●もの』シリーズ〉は、止められないのよ・・・。本作『忌名の如き贄るもの』(いなのごときにえるもの)も、相変わらず〈土着民俗系ホラーミステリー〉ド直球でしたわ..
-
『休館日の彼女たち』/八木詠美 ◎冷凍食品倉庫で働くホリウチリカのアルバイトは、博物館のヴィーナス像の話し相手。恐る恐る新しい職場を訪れたリカを、ヴィーナスは「ホーラと呼んでいいかしら?」と迎え入れる。台座の上で美しくS字に身をくねら..
-
『もう別れてもいいですか』/垣谷美雨 ◎垣谷美雨さんの作品って、身につまされすぎて、胃が痛くなるんですよ、読んでて。まあ『もう別れてもいいですか』なんて、タイトルからして「うわぁ・・・」ってなっちゃう。私も身に覚えがある状況が次々出てきて、..
-
『鉄鼠の檻』/京極夏彦 ◎「分冊版だと、予約冊数の上限に引っかかるから、愛蔵版1冊で予約しよう~っと♪」なんて、よく考えずに図書館の貸出予約を入れた私が、馬鹿でした・・・。受け取りに行って、カウンターの職員さんが持ってきた本を..
-
『蟲』/坂東眞砂子 ◯読み始めはそんなに怖くないと思っていたのだけど、読み進め、読了し、レビュー書こうと思い起こすと、じわじわと恐怖と嫌悪が押し寄せてきますよ、坂東眞砂子さん!!まあね、タイトルが『蟲』ですよ。〈虫〉が3つ..
-
朗読064「剣と魔法の冒険譚」この物語を、064剣と魔法の冒険譚.mp3若人に向けて・・・。
-
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(上・下)/アンディー・ウィアー 小野田和子訳 ◎ちょうど時間があったとはいえ、怒涛の勢いで読了してしまいました。とりあえず〈事前情報ナシで読むのがいい〉ということだけが事前情報の状態で読み始め、ぐいぐい惹き込まれました!スゴイです、『プロジェクト..
-
『トリカゴ』/辻堂ゆめ ◯無戸籍者という存在については、ニュースなどで少し知っていた程度だったのですが、本書『トリカゴ』を読んで、彼らの直面する様々な障害を知って、胸が痛くなりました。辻堂ゆめさんは、初読みです。読みやすく、と..
-
『マイクロスパイ・アンサンブル』/伊坂幸太郎 ◯本作『マイクロスパイ・アンサンブル』は猪苗代で行われた音楽フェスの手土産用に描かれた短編を集めた1冊だ、という情報だけは入っている状態で、読みました。伊坂幸太郎さんらしい、軽妙な会話とスピード感あ..
-
『27000冊ガーデン』/大崎梢 ◎公立高校の図書室司書の駒子が、図書室に持ち込まれる様々な謎を書籍納入書店の針谷とともに解いていく、大崎梢さん得意の書籍関連業界ミステリー。タイトルの『27000冊ガーデン』は、高校図書室の平均的な蔵書..