記事「短歌」 の 検索結果 17219 件
-
ふくらみ抗えぬ流れにしばし身を委ね 躯の芯の紅きふくらみ 雨音のリズム響きし枕辺に 淡き余韻の重なりし朝 強きものひと刷けの雲描くごとく 青き空駆け摩訶の彩り
-
さがす夕暮れの窓の外にはあかき空 背中の羽を探す秋風 昨日より遠くなりゆくその人を 追いかける道なお遠くあり 心などいつも傷つきやすいもの そっと目隠しできぬ不器用
-
名残り照り返す夏の名残りの日ざしにも すまし顔の風秋の肌ざわり 夕暮れの風に夏の香残し吹く 振り返ることなくただただ歩く 唇に音符の名残り秘そませて 今日の余韻に微笑みし君
-
秋の予感とろとろと眠りの波に漂いぬ 聞こえし声の深きやわらぎ とんとんと背中に響く指の音 無意識に動く音への意識 知らぬ間に秋は扉を押しあけて 名残りの夏をすくいて歩かん
-
時間やわらかい時間をともに過ごす日を 硬い時より生みだすものを 明日という重みの違い知りながら 伝わらぬもの数多かなしく みるく色に満ちる想いでおちてゆく そのいっ時は儚きものゆえ ..
-
あたたかい寄り添いてあたたかきものかぞえたり 心と躰とそして繋がり 知らぬ間にひとつひとつを脱いでゆく 気持ち馴染んで見せる心根 その肌の温かきなかぬくぬくと まぁるくなる時猫になるらし
-
はしる急がずも走る背中を追いかけて 私のできる限りでゆこう ひとつとて比べるものなどないものを 貴方は道へ後ろにはわたし 見なれてる文字にのせゆく想いなど わかっているのに心はやりて
-
肌かくも白く透き通ったその肌を 内から染めゆく熱きうねり 日に灼けし頬の赤さに微笑みて 夏の終わりを告げし夕暮れ 風の行く道を択びて寝転んで 本に耽るか枕抱きしか
-
とき刻々と私の細胞が生まれ変わる 変わらぬ何かを残しながら 蝶の飛ぶ空間見つめ時を知る 太古より続く迷いなき紋様 穏やかに流れる想い片隅に 夏の終わりを心待つ朝
-
じりじりとじりじりと日差しと蝉と競い合い 夏の空には夏の色翔け 薄桃の芙蓉の花の想いみて 幾年過ぎしも変わることなき 風のゆく道を遮り寝転んで しばし目を閉じ何処へ馳せゆく
-
夏の空久しぶりに帰省。 土砂降りの中、鞄もスニーカーもびしょ濡れで出掛けた昨日。 新幹線はそこそこ混んで。 遅めのお昼は駅弁。 なぜか帰省するときは時間合わせて、お昼は駅弁! 揺られなが..
-
抱きしめる抱きしめて安らぎと共に泡立ちぬ その細胞の細かき震え 幼き日抱かれし記憶よみがえり いく歳重ねども愛おしき時 言葉なくただ強き力感じては 深き想いにただ言葉なく