記事「短歌」 の 検索結果 17223 件
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とき刻々と私の細胞が生まれ変わる 変わらぬ何かを残しながら 蝶の飛ぶ空間見つめ時を知る 太古より続く迷いなき紋様 穏やかに流れる想い片隅に 夏の終わりを心待つ朝
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じりじりとじりじりと日差しと蝉と競い合い 夏の空には夏の色翔け 薄桃の芙蓉の花の想いみて 幾年過ぎしも変わることなき 風のゆく道を遮り寝転んで しばし目を閉じ何処へ馳せゆく
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夏の空久しぶりに帰省。 土砂降りの中、鞄もスニーカーもびしょ濡れで出掛けた昨日。 新幹線はそこそこ混んで。 遅めのお昼は駅弁。 なぜか帰省するときは時間合わせて、お昼は駅弁! 揺られなが..
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抱きしめる抱きしめて安らぎと共に泡立ちぬ その細胞の細かき震え 幼き日抱かれし記憶よみがえり いく歳重ねども愛おしき時 言葉なくただ強き力感じては 深き想いにただ言葉なく
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遠い夏この夏も時間の流れが遠くなる 隙間もなくて逢い間もなくて ちりちりと肌を灼く陽を受けとめて あかく染まりし君の顔想い それぞれの時間を過ぎてまた共に 眺めし空を何色に染め ..
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坂道のぼる・・・ゆっくりと涼みては二人歩きてのぼる坂 夏の夕にも夜の風にも 戻りきてそっと手に取るニット帽 君に似合いの色を探して 並びたる文字にかなしみ見つけては 夜の更けゆく彼方を想い 「好き..
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そこにいるそこにいるこの夏もまたそこにいる 歌をうたって夏の中にいる 熱風に汗したたらせ歩いては 繋ぐ手と手の汗ばみ想う 恵まれて愛せし人に巡り逢え いくつの夏を過ぎしか指折り
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愛しいカナシミ好きになるというしあわせ カナシイを見つける繰り返し またひとつカナシイ色を見つけては 巡り逢えしをしみじみ想う いつの日か二人分かれし道ありて 去るのかなしみ残るかなし..
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旅路にて手に取りて思わず口元ほころばす 君に贈りし硝子の土産 つま弾いて声もおぼろな朝の歌 戯れの時ふと想い出す 君の書く文字の向こうにあるものを 想いて憂うはがゆき遠さ 北..
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花火涼やかに心開きて夏花火 水面に咲きてより鮮やかに 静寂にしばし想いて夏花火 彼方に馳せる淡き心と
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振動声にのり君の振動伝わりぬ 喉に触れたる額ゆらして 面白く何度も声を出させては ふるえる喉に伝えし笑い 生真面目に日々の苦労を話しおり 他愛なき時愛おしき時
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眼かけがえのないもの強きその眼差し 真っ直ぐなひかり宿りし想い 覗きこむその眼に伏せる心にも 揺れる想いは隠しきれずに 歩きつつ強く握る手繰り返し 想い切なりわが眼潤みて ..