記事「短歌」 の 検索結果 17219 件
-
遠い夏この夏も時間の流れが遠くなる 隙間もなくて逢い間もなくて ちりちりと肌を灼く陽を受けとめて あかく染まりし君の顔想い それぞれの時間を過ぎてまた共に 眺めし空を何色に染め ..
-
坂道のぼる・・・ゆっくりと涼みては二人歩きてのぼる坂 夏の夕にも夜の風にも 戻りきてそっと手に取るニット帽 君に似合いの色を探して 並びたる文字にかなしみ見つけては 夜の更けゆく彼方を想い 「好き..
-
そこにいるそこにいるこの夏もまたそこにいる 歌をうたって夏の中にいる 熱風に汗したたらせ歩いては 繋ぐ手と手の汗ばみ想う 恵まれて愛せし人に巡り逢え いくつの夏を過ぎしか指折り
-
愛しいカナシミ好きになるというしあわせ カナシイを見つける繰り返し またひとつカナシイ色を見つけては 巡り逢えしをしみじみ想う いつの日か二人分かれし道ありて 去るのかなしみ残るかなし..
-
旅路にて手に取りて思わず口元ほころばす 君に贈りし硝子の土産 つま弾いて声もおぼろな朝の歌 戯れの時ふと想い出す 君の書く文字の向こうにあるものを 想いて憂うはがゆき遠さ 北..
-
花火涼やかに心開きて夏花火 水面に咲きてより鮮やかに 静寂にしばし想いて夏花火 彼方に馳せる淡き心と
-
振動声にのり君の振動伝わりぬ 喉に触れたる額ゆらして 面白く何度も声を出させては ふるえる喉に伝えし笑い 生真面目に日々の苦労を話しおり 他愛なき時愛おしき時
-
眼かけがえのないもの強きその眼差し 真っ直ぐなひかり宿りし想い 覗きこむその眼に伏せる心にも 揺れる想いは隠しきれずに 歩きつつ強く握る手繰り返し 想い切なりわが眼潤みて ..
-
ここに絡まりし糸を手繰りてここに居り 赤き色成し固結びしたし 想いつつ無理を重ねて幾年か ここに辿りてかなしき背中 待つというその一言をのみ込んで 明日より先に幸いあれと
-
星星の風待ちて夜空を見渡しぬ 甘き囁き伝えし風を 星々のつくる川あり密やかに ともに繋がり仰いでみたし たなばたですね。 甘い夜か、甘い想いか。。。(#^.^#) 数多の..
-
さよなら~~たなばたさよならのその一言が遠すぎて 雨の音さえ耳鳴りのよう 元気だと伝える言葉の明るさを 雨に流して消してしまいたい 雨音と心臓の音重なりて 過ごしし夜も遠き想いで さよならと..
-
しのぶ占いにキライの文字を隠しおり 幼きゆえの深き知恵なり 雨の間に強く香りし白百合の その気位を今日は欲しぬ 偲ぶれど想う心は迷いなく 幾度も幾度も繰り返し夜よ 子供の頃の花..