記事「短歌」 の 検索結果 17219 件
-
ソリティアのひとり遊びのつれづれよトランプは口をつぼませ語るあたたかい一日。 今日一日で、さくらの蕾がずいぶんと膨らんだやう。 とは言へ、先ほどから雨に。
-
名を呼べばさやぎはじめる胸をもち時雨にかはる街をみてゐる隣町の大島桜を見に行こうと思いつつ、未だ。 並木の染井吉野の蕾に、膨らみたい、とでも言ふやうな気配を感じて、いじらしい。
-
短歌人誌 三月号より その6 会員1ロッカーに入れてはならぬものとして「死体」とありぬ池袋駅 山田政代 文体より、作者が人として「死体」に違和を感じたことが読める。 「きやー」..
-
ひとしきり義母の話をしたのちに短歌はできてゐますかと問ふ黒鴨。 宍道湖にはいろんなカモがいるんだけれど、近寄れる機会はあまりない。 黒鴨、思つてゐたより大きかつた。
-
短歌人誌 三月号より その5 会員1欄幾重にも塗りかさねたるマニキュアの赤き驕りのわが指を見つ 谷垣恵美子 昨晩、わたしも赤きマニキュアにしたところ。 インフルエンザに罹っていると..
-
うれしいと思へば嬉しいかなしいと思へば悲しいジェリービーンズ確定申告書を税務署へ持参し、ほつとして、友人をランチに誘おうと思つたんだけど、友人は今日はおらず。 雨が冷たい。 少しづつ滞つてゐたことどもをなす。..
-
短歌人誌 三月号より その4 会員2欄 1欄鉄亜鈴ベッドの脇に置かれあり十八歳の夜の文鎮として 桐江襟子 十八歳;じふはち 十八歳は、ただよふものか、鉄亜鈴..
-
風子さんは猫とおしやべり『なう猫よ』猫はこたへるなうとちひさく朝生風子さんは、短歌人会同人。 昨秋、急逝されました。 歌集『なう猫よ』あり。 2015年4月 六花書林刊。 2,000円(税別) わた..
-
短歌人誌 三月号より その3 会員2欄熱烈なシャーロキアンのわたくしは霙降る夜をビデオに懐く 渡部亜矢子 ハルキスト、みたいなもので、ここではシャロックホームズのフリーク、でせうか。 ..
-
冬至なり南瓜をたかず柚湯にもいらず一日は健やかにすぐ奥出雲歌会へ。 二十歳と十六歳が参加。 共に、しつかり意見が言える。 頼もしいなぁ、楽しいなぁ。
-
短歌人誌 三月号より その2 会員2欄雪積めば竹のたわみのきはまりてぱさりと空を掃く清やかさ 柿沼良訓 調べリズム共にまこと清々し。 風呂場から八十五歳の夫の歌愛染かつら流れ来るな..
-
紙八手といふものありて川土手に鳥の子色のはなを咲かしむ今朝カーテンを開くと、離れの軒に雪が積もつてゐてびつくり。 三月の雪ですから、すぐに溶けてしまつたけれど。 日差しの角度が高くなると、光が暖かく思へて、つい..