記事「織田作之助」 の 検索結果 53 件
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織田作之助の「雪の夜」を読んだ今晩は、カブーです。 読書習慣を取り戻すべく、好きだった織田作之助の小説を再び読みました。 冬なので「雪の夜」を読みました 短編なので、すぐに読むことができました。 どうしてか..
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織田作之助 夜光虫(1946.5~)昭和15年に『俗臭』が芥川賞候補となり、『夫婦善哉』が改造社の第一回文芸推薦作品となって「文芸」に再録され、創元社から刊行されています。この年に日本工業新聞を辞めて作家生活に入っていますから、「織田..
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織田作之助 世相(1946年4月)タイトルは『世相』ですが、昭和21年の現在と昭和15年を行ったり来たりしながら、戦中戦後の作者の小説家としての「揺らぎ」を描いています。人はよくも悪くも時代の子ですから、そうした意味で自らを語ること..
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織田作之助 蛍(1944)父母を亡くし彦根の叔父のもとで育った登勢が、京都伏見の船宿「寺田屋」に嫁ぎます。お登勢?、寺田屋?、そうです、「寺田屋お登勢」の物語です。昭和19年の発表で、時局がら小説の素材もこうした歴史物に求め..
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織田作之助 夜の構図(1946年5~12月)【昭和17年】断って置くが、この小説は昭和二十年乃至二十一年の出来事を語っているのではない。昭和十七年八月の出来事なのだ。 発表は昭和21年の5月~12月ですが、作者は小説の舞台は昭和17年だと断って..
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織田作之助 可能性の文学(1946年12月)「大阪」の次は「文学」です。織田作の小説が文学なのかどうか分かりませんが、文学全集の中に織田作の巻がありますから、「文学」なのでしょう。個人的は、面白ければそれでいいのです。 この評論のような『可能..
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kindleで読書 織田作之助 起ち上がる大阪 大阪の憂鬱織田作の随筆から「大阪」の文字が冠についた随筆を読んでみました。『起ち上る大阪1945年4月』『大阪の憂鬱1946年8月』『大阪の可能性 1947年1月』『大阪発見(初出年月日不明、1947年?)』..
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kindleで読書 織田作之助 それでも私は行く昭和21(1946)年4/25~7/25「京都日日新聞」に連載された小説で、織田作之助が亡くなる一年前、32歳の時の作品です。この後すぐに、8/31~12/6「東京読売新聞」に『土曜夫人』を連載して..
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kindleで読書 織田作之助 土曜夫人昭和21年(1946)8/31~12/6まで「東京読売新聞」に連載された、織田作之助33歳の作品です。 この年織田作は、戦後の開放感に酔ったかのように『世相』『競馬』などの名作を次々に発表し、『夜の..
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kindleで読書 織田作之助 青春の逆説引き続き織田作です。『夫婦善哉(1940)』『わが町(1942)』は、大阪下町の人情を描いていましたが、『青春の逆説(1941)』は、タイトル通り、自我を持て余す美貌の青年の物語です。青年は、三高を..
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映画 わが町(1956)明治の他吉(辰巳柳太郎) 昭和の他吉 織田作之助の小説『わが町』が川島雄三によって映画化されていると知って、早速見ました。 川島雄三の第1回監督作品『還ってきた男』も原作、..
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kindleで読書 織田作之助 競馬(1946)癌で逝った作者の妻への愛惜あふれる小説です。 中学の歴史教師・寺田が、癌で逝った妻・一代の名前にこだわって競馬で「1」の数字を買い続ける話です。 寺田は京都生れで、中学校も京都A中、高等学校も三高..
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