記事「考察」 の 検索結果 3288 件
-
六音で十七音の無駄削る漢語は日本語に較べ簡潔。定型俳句には、無駄を削りに削って五七五の十七音にすべし、という精神論もあるようだが、 漢語俳句では、和語十七音程度の情報量を詠みこむには、六音あれば足りる。 六音あれ..
-
「不覺兩朶涙成花 一地清愁」について「不覺兩朶涙成花 一地清愁」について 一地清愁さま 玉作の読み下しにつき、お手数をおかけしました。ご教示、ありがとうございました。 句意はよく理解しました。 「如」に二義ある..
-
俳句がなぜ短いかということ今夜は風呂で頭を洗いながら、俳句がなぜ短いか、考えた。 短くなければ俳句ではない。 五七五に詠む欧米の俳句は、日本語に翻訳するとおおむね短歌ほどの長さになる。 そこで、Haikuを日..
-
日本語の流暢こぼつ五七五詩友陳興さんが日光で詠んだ日本語の俳句を送ってきた。 神社や神橋渡りの秋かな 紅葉や神橋の下川流し 紅葉と神橋を通りゆく川 この3句に愚案を次のとおり添えて返答し..
-
歌を歌いきょうも馬券を捨てている季語がないといわれればどう答えるか。外れ馬券は枯れ葉かさくらか。 はな歌や今日も馬券を捨てている 花うたや今日も馬券を捨てている 鼻歌や今日も馬券を捨てている ..
-
十七字と季題に殉じ守る株四字成語の接尾令(尻取り)「全功盡棄」に続く278首目は 棄舊憐新:古きを棄て新しきに心が引かれること。 この成語、男の移り気をいうのが普通だが、女の移り気に使っても。 四..
-
蛩雨洗金秋 五首五七令は、漢語で俳句を詠む場合の短詩として、私が考案したもののひとつで、五/四・三に詠む。 日本の定型俳句は五七五の三句に詠むとされているが、切れを境に二句となる場合が多い。 五七令の五/四..
-
葛飾吟社例会昨日は、漢詩結社『葛飾吟社』の例会。 会員作品の合評のあと、私は『欽定詞譜』から35字に作るものを紹介した。 詞 三十五字 葛飾吟社 2..
-
中秋や明月愛でて詩八首日本でもっともアクティブな漢詩の投稿ページ『桐山堂(漢詩を創ろう)』で開催されている漢詩の国際交流『世界漢詩同好會』の第36回総会(9月19日開催)、その投稿詩の一部が昨日公開された。 h..
-
自由詩は何から自由なのか自由詩は何(詩題)をどのよう(詩体)に詠もうと自由であるから「自由詩」なのだが、ほんとうに自由なのだろうか。 詩題については、もしかすると、とてもつまらないものかも知らない自分の心ばかりを詠んで..
-
叱ればすぐ泣く児だと云つて泣かせて居る 尾崎放哉俳句における「写生」とは何であるのだろう。 眼に見、耳に聴いたことをありのままに言葉にすることだとすれば、尾崎放哉の多くの句は写生を極めているように思える。 放哉の句には「~居る」が多い..
-
秋淺し蝉鳴きやまずんば我もまた「吟ずれば一瞬千里の馬となる」について きのうも詠んだ『垂絲釣』だが、第一句を「蝉吟未盡」にするか「蝉吟未止」にするかで、迷いがあった。 どちらの句も、蝉がまだ鳴きやまない、というもので大..