記事「芹沢鴨」 の 検索結果 58 件
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新撰組発祥の地 壬生屯所旧邸 八木家ゆかりの「京都都鶴屋 鶴寿庵」へ旧前川邸を出て、坊城通りの斜め向かいにあるのが旧八木邸です。こちらは通常拝観されており、私は2005年(平成17年)1月8日に1度だけ行ったと思います。もう18年も行ってないけど、ここは1度行ったら充..
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揚屋建築の唯一の遺構 角屋もてなしの文化美術館へ揚屋とは、現在の料理屋・料亭にあたるもので、その遺構が保存されている角屋もてなしの文化美術館へ行きました。 ここは、通常拝観ではなく、3月15日~7月18日、9月15日~12月15日の月曜日を除..
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鬼の章(104)「私の信じるところが、芹沢さんとは異なるからです。国益を主張するがあまり、道を誤る事も、国家存続の危機に瀕する事もあるでしょう。それでも、その選択の全てが我が国の、その未来に生きる子達の選んだ道だと思..
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鬼の章(103)「貴様が知らぬこの国の未来は、それは情けないものだ。刻を渡る際に、儂はこの国の幾つかの歴史を俯瞰することが出来た。そのいずれでも、この国の未来の民は武士としての誇りを失っていたのだ。自らが戦うことを放..
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鬼の章(102)それは篠原泰之進の声だった。 「もう動けぬのか?そんなことでどうする」 藤堂平助、内海次郎、阿部十郎を派手に投げ飛ばし た後で、篠原が挑発的に言った。 「まだまだ」 阿部が立ち上がり、挑みか..
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鬼の章(101)この状況をどうすれば切り抜けられるか。服部は必死で考えていた。詩織と2人で逃げることは出来ない。今の自分の状況では尚更だ。ここは芹沢に従うふりをするべきか。だが、そうしたところで詩織は自分一人が助かる..
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鬼の章(100)馬上からの落下である。只で済む筈はなかった。 これで良い。詩織は全くの無抵抗だった。 詩織が橋に叩きつけられる寸前、その身体を抱き止めたのは服部だった。 詩織を抱き止め、そのまま服部が下になって..
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鬼の章(99)「この脇差しには、清河の血が染み付いておる。そして今、この女と儂の血が混ざりあった。これで準備は整った」 言い終えた芹沢は、脇差しを投げ放った。投げられた脇差しは、橋の床板に突き立つ。 「状況が..
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鬼の章(98)駄目だ。服部は声にこそ出さなかったが、焦る気持ちを押さえられなかった。清河のこともあり、芹沢は精神的に追い詰められている筈だった。ここで抵抗すれば、芹沢が暴発的な行動に出る可能性があった。 だが、詩..
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鬼の章(97)「なかなかどうして、思い通りにはいかぬものだな」 深い溜め息を吐き出し、続ける。 「清河は儂を裏切ったのだ。元々、儂に異刻人としての存在やその力を教示したのは、他でもない清河だ。時間という横軸に対..
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鬼の章(96)「この国の未来と正しい歴史のために」 嘗て聞かされたその言葉が蘇った。 正直、その様なことが自分に出来るのか半信半疑だった。1人の武士でしかない自分に、国やその歴史に関わるなどということは想像さえ..
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鬼の章(95)絞り出すように言った答えに、服部は蜂の苦しい心中を察した。辛いことを聞いてしまったようだ。 「すまぬ。恩に着る」 服部と蜂を乗せた馬は、五条通りを東に向かって走っていた。 鴨川が見えて来る辺りで..
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