記事「藤沢周平」 の 検索結果 322 件
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日本文学100年の名作 第7巻 公然の秘密(池内紀・川本三郎・松田哲夫)新潮文庫創刊100年記念の中短編アンソロジー全集第7巻。1974年から83年に発表された17篇を収録。収録作は、筒井康隆「五郎八航空」、柴田錬三郎「長崎奉行始末」、円地文子「花の下もと」、安部公房「公..
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【書評】『日暮れ竹河岸』藤沢周平@文藝春秋藤沢周平晩年の単行本である。帯に「十二の掌篇、七つの短篇」とあるように、ごく短い小説がぎっしり。一作一作の頁数は少ないものの、それぞれの作品に描かれる人々の人生が色濃く、また淡々とした色彩で描かれる。..
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田舎暮らし ~ 山本周五郎を読む 序 ~現役時代、それもまだ将来があると思い込んでいて勢いのある頃、司馬遼太郎の英雄譚を夢中で読んだ。竜馬をはじめとして、主人公を取り巻く人々はみな格好良かった。忠義、正義、大儀のために戦い、名を成して死ん..
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消えた女 彫師伊之助捕物覚え 藤沢周平消えた女 彫師伊之助捕物覚え 藤沢周平 著 新潮文庫 昭和58年9年25日 発行 平成17年2月25日 50刷改版 平成23年9月20日 68刷 目次 ..
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田舎暮らし ~ 晴釣雨読 無着成恭から藤沢周平へ ~文藝春秋社刊行の藤沢周平全集の最後の一冊「別巻 人とその世界」を読んでいる。外は久々に二日続きの雨。山形県を流れる大河最上川は溢れんばかりに増水している。夢職の私は外にも出ずに畳に寝転がり昼寝と読書..
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田舎暮らし ~ 藤沢周平 初冬の鶴岡 ~酔って部屋にもどると海の音がした。強い風が吹き荒れ、海はたえずこうこうと鳴り続けていた。それは波音とは別に、海そのものが鳴る音だった。酔っていたが、私はしばらく眠れずにその音を聞いた。 いつ..
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田舎暮らし ~ 晴読雨読 ~どうも今年は空梅雨になるようだ。そのせいか、庭の隅の庄内柿は例年に比較して花の付きが悪かった。そして、その少ない花から育った小さな実が、つい先達って一斉に落下してしまった。気になって隣近所の木を見て..
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田舎暮らし ~ 橋ものがたり ~藤沢周平は、ここ庄内に生まれている。生家までは我家から車で一時間ほど。庄内平野を日本海と隔てる丘陵の東側にある。湯の浜の手前から峠越えで大山を通り、さらに南下して湯田川に向かう道の途中で標識を見かけ..
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田舎暮らし ~ お友達政治と藤沢周平全集 ~佐川国税庁長官は、メディアの印象操作もあるが、いかにもはしっこそうで、平気で嘘をつくような顔にも見えてくる。我々の子供時代にもあんな子供が必ずいたものだ。機を見るに敏で、陰日向があり、強い者に弱く弱..
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「白き瓶」その2このサイトは次の URL に移転しました。0秒後に新 URL に転送します 手を当てて鐘はたふとき冷たさに爪叩き聴く其のかそけきを 長塚節 藤沢周平の常のファンからすると、「白き..
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「白き瓶」~藤沢周平このサイトは次の URL に移転しました。0秒後に新 URL に転送します 「土」を書いた長塚節(ながつかたかし)は歌人だった。その伝記を小説として藤沢周平が書いた「白き瓶(かめ)..
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歴史小説に見る歴史観の相違(N大学運営のSNSへの筆者アカウントへの投稿を若干加筆して掲載しています) 歴史小説の両雄であった司馬遼太郎と藤沢周平、その小説に描かれた歴史上の人物像の描き方には大きな相違点を感じます。両..