記事「藤沢周平」 の 検索結果 268 件
-
刺客 用心棒日月抄用心棒シリーズの3作目。藤沢周平の小説の中の女たちは、みな可憐な魅力がある。丁度、スプリング・エフェメラルのようにだ。特に前作の『孤剣』最後の章で、又八郎は汐留で佐知に「ご厄介になった、忘れぬ」と別れ..
-
「『孤剣 用心棒日月抄』 藤沢周平」について「『孤剣 用心棒日月抄』 藤沢周平」について もうもう藤沢周平の大ファン、このブログの大ファンです。これからもヨロピコ☆第二作の「孤剣」、今回は同じ派遣社員の細矢に加えて米坂が良いなあ。それから、運..
-
もうひとつの忠臣蔵昨年末辺りから、朝日ビジュアルシリーズで藤沢周平の世界が刊行されている。海坂藩を舞台にした想像力溢れる時代小説は、映画、TVドラマで放映されたこともあって、没後10年を経た現在の人気は過熱気味ですらあ..
-
『麦屋町昼下がり』 藤沢周平短編集・・一冊に4編収録されています。4編のみ、と言うべきかも? すべて武家物、表題作「麦屋町昼下がり」は『隠し剣』シリーズ系と言うのでしょうか。婚約者(?)の満江が清々しい気分にさせてくれます。..
-
『本所しぐれ町物語』 藤沢周平ある短編にちょいと出てきた登場人物が、別の短編では主役になったり・・と、その町に住んでいる人々の日常が描写されている、そんな短編集です。一つ一つの話も短めです。 「猫」「ふたたび猫」「みたび猫」..
-
★「彫師伊之助捕物覚え」藤沢周平『消えた女』『漆黒の霧の中で』『ささやく河』の3作からなるシリーズ。これまで時代小説と言えば、原則読み切り連載物を読んでいた私が、初めて長編シリーズものにトライした作品でもあります。 これ..
-
『ささやく河―彫師伊之助捕物覚え』 藤沢周平彫師伊之助シリーズ第3弾。 シリーズの中で、ミステリー的には一番優れていると思う。 相変わらずシビアな雰囲気の話ではあるが、無銭飲食未遂のくだりでは笑った。 しかしながら、単行本を購入し..
-
『漆黒の霧の中で―彫師伊之助捕物覚え』 藤沢周平彫師伊之助シリーズ第2弾。 小説として完成度の高い第一作と、ミステリーとして優れている第3作に挟まれて、分が悪そうだが、この僧侶と大奥女中がどうとかいうテーマは割りに好みだったりする(汗)「霧の果て..
-
『消えた女―彫師伊之助捕物覚え』 藤沢周平その昔、捕物帳と言えば短編読み切り連作専科だった私が、初めて長編にトライした作品でもある。 シリーズのこの作品について言えば、インパクトが強かったのは、実は「色○違い」こと高麗屋のおかみ・おうの..
-
『霧の果て 神谷玄次郎捕物控』 藤沢周平同心・神谷玄次郎は、町回りを怠けたり、「よし野」のおかみ・お津世のところに入り浸ったりと、勤務態度は良くないのですが、しかしいざと言うときの探索の腕のおかげで、何とか首の皮一枚つながっています。 ..
-
『花のあと』 藤沢周平この短編集には、武家もの、市井もの、そして歴史ものともいえる話(「旅の誘い」・安藤広重)が収録されています。 武家ものの「雪間草」の「バカ力」の松仙、表題作「花のあと」の以登女の剣、戦うヒ..
-
『凶刃 用心棒日月抄』 藤沢周平シリーズ最終話。長編。世間での評判はわからないが、私個人的には、この最終シリーズは妙に好きだったりする。 時代設定は、『刺客』から十六年後です。渋谷甚之丞の息子・雄之助も登場。 青江又八郎..