記事「藤沢周平」 の 検索結果 322 件
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久々オムニバス縄田一男編『吉原花魁』読了。 花魁の出てくる短編を集めたオムニバス短編集。正直、これは……と思うすごいのはあんまりなかった。 劉慶一郎『張りの吉原』、平岩弓枝『吉原大門の殺人』、宇江佐真理..
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敵討ちのいろいろ日本文芸家協会編『時代小説傑作選ー江戸風鈴恋物語』読了。 これだけ揃うと、好きもさほどでないのも、あり。 『雪の峠』古川薫◎ 『闇討ち』藤沢周平○ 『死出の雪』隆慶一郎○ 『刃傷』津..
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幻想的な小品も藤沢周平『闇の穴』読了。 短編集。エロティックだったり、幻想的だったりする作品もあって、ちょっと意外な作風を見た思い。『木綿触れ』はとてもかわいそうだったし、『荒れ野』『夜が軋む』のエロティ..
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病院は今日は、大きな病院にある検査を受けに行き、えらいこと待たされているうちに2冊も本を読み終わってしまいました。 一冊目は、伊坂幸太郎『バイバイ、ブラックバード』読了。 「繭美」のキャラクターが何..
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あっという間に読めた2冊1冊目、朝倉かすみ『タイム屋文庫』読了。 同作者の『肝、焼ける』ほどのインパクトはなかったが、しみじみと、いい小説。たった一人の人を待ち続けるために、祖母の家を改造して開いた「タイムトラベル..
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驚いた藤沢周平『海鳴り(上・下)』読了。 浅い藤沢周平ファンとしては、こんな斬り合い一つない市井の人の不倫物語を書いているとは、たいへん驚いた。ずーっと、何かすごい盛り上がりがあるかなーと思ったら..
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励まされた言葉-1私は、54才で脳卒中で倒れ、翌年は心筋梗塞発病し、結局56才で仕事を完全引退することになりました(涙)。 しかし反面、現役中はできなかった楽しむための読書が思う存分出きる環境にになりました。小説は、現..
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登場人物のその後を考える。「よろずや平四郎」藤沢周平の時代小説も大好きだが、登場人物のその後はどうなるだろうと時々考える。 「二人は結婚して幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。」の後の話。 特に独創的なストーリーを考えだせるわけではな..
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腰痛の治療?今月中なら葉書のプレゼントというCD「こんな時こそ歌の力で」今日、たくさん注文が。 多分目標の300枚達したかと。 うれすい! 本当は半額くらいにしたかったのだけど、コロナで。 みなさん、べん..
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時代劇の退潮――『水戸黄門』と『武士の一分』の距離このところの弊ブログを見返すと、図らずも時代劇に関するものが続いている。なぜか……。そこに現れる人々の心情、そして言葉の響きに魅かれるのだろうか。ひたむきさと正しさ、奥床しさ、含羞。そんなもの..
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案ずるより生むが易いが…――「腕に覚えあり2」、又八郎・佐知の恋愛しき人と妻とが自分の前で出くわす。逃げ場のない事態が出来して「どうする又八郎」のナレーションで幕となった先週の「腕に覚えあり2」だったが、第五話の出だしは無事だった。又八郎は困惑の面持ちであったが、..
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Let it be――「腕に覚えあり2」の又八郎、ピンチ!成り行きにまかせる――。ということの意味はよく知っているつもりだし、建前としては、自分は無為自然を標榜する老荘の徒だと思っているが、そんなのは書生時代の思い込みを引きずっているだけで、嘘っぱちである。..