記事「言語学」 の 検索結果 344 件
-
ソシュールにとっての世界の混沌とコトバの世界ソシュールにとって、言語記号の網の目で仕切られた以前の世界は混沌以外の何者でもなく、コトバによって分節されてはじめて世界ができあがる。世界とは言語であり、コトバが相互に定義し合って世界を作り上げている..
-
フレーゲの意義と指示の論理(1)フレーゲの言葉における「意義と指示」と言う論理は、<明の明星と宵の明星>と言う言葉のパラドックスから導きだされている。 私達は、二つの別々の言葉があるとき、普通、指示としては別々の対象があって、それ..
-
言葉について考える事とは(1)<言葉について考える>と言う事について考える。つまり言語学ーー言葉とは何かと考えるーーとは何かを考える。日常の人々の相互のコミュニケーションと呼ばれる、意思伝達としての言葉は、日々の中で、思った事が伝..
-
水を一杯ください(2)喉の渇きとそれを癒そうとする意思 私達のこの身体の水分の不足を、身体というセンサーが感知して表しているモノを私達は感性として、<喉の渇き>として知覚しているのです。センサーの働きの中で水が補給され..
-
水を一杯ください(1)<水を一杯下さい>と言う発話 話者自身の喉の乾きとその乾きを癒そうとする行為の実現、つまり水を飲むと言う行為をする事。人間が生まれた時から持つ<喉の乾き>と言う感性は、体内の水分量の問題であり、そ..
-
三浦つとむ言語学について(12)<動詞>と言う種類の語の活用と言う事についてーー三浦つとむ 語の使い方によって、語尾の変化(活用)がある。 注意点:外国語の<動詞>に見られる語尾変化と全く違った性質のものである事 ..
-
三浦つとむ言語学について(11)鏡の前にいる実物の人間と、その反射する光が鏡に反射してくるとき、その反射する鏡の所に人物の姿を見る事が成立している。実物の人物が、目の前の鏡に映る像を見ているとき、<私は、自分の顔を見ている>と言う言..
-
三浦つとむ言語学について(10)<代名詞>をめぐる諸問題 一人称では話してと別個に自分が対象化されると言う事を解き明かした時枝誠記がいる。「絵画との比較**画家が自画像を描く場合、描かれる自画像は、描く主体そのモノではなく、主体の..
-
三浦つとむ言語学について(9)自分の死後のあり方を想像してみるのも、他者の死を経験する事で経験の内容が、想像の世界の内容に置き換えられるのです。 一人称の表現の場合、観念的な自己分裂を認めなかったらどうなるのでしょうか。「私..
-
三浦つとむ言語学について(8)現に外界の事物を知覚してる主体がある時、主体は五感を介して事物に向かっているのであり、五感への注意を注ぐことで事物を知覚しているのです。ふと考え事をして手元が疎かになり、線画の描写が間違って仕舞ったの..
-
三浦つとむ言語学について(7)代名詞の認識構造 固有名・木村、中井、香取、草彅 等の人間を「あなた」「かれ」「きみ」等と呼び、山や川や家などの事物を「あれ」「これ」「それ」と名付けると言う意味で、名の代る語と言う意味で、代名詞と..
-
三浦つとむ言語学について(6)第三章 にほんごの文法構造---その1 客体的表現にはどんな語がつかわれているか 1 <名詞>の色々 a対象のあり方とその捉え方 ***過程説によれば、以上の表記はすべて表現された言葉である..