記事「認識論」 の 検索結果 107 件
-
見聞きする事の不思議(5)では私が今聞いている「音」とは何でしょうか。 私達にとって音とは、ある音を聞いていると言う事で有り、聞きながら「そこにあるエンジン音を聞いている」と判断している事なのです。私達の判断「そこに車の..
-
見聞きする事の不思議(4)音を聞いているとは、エンジン等の外的出来事によって、聴覚器官が作動する事で有り、この聴覚器官を作動させる外的出来事が、「何の」音で有るかと言う判断になるのです。当然この外的出来事は、聴覚器官を作動させ..
-
見聞きする事の不思議(3)外的である物理的出来事が有って、それが聴覚器官を作動させた時、聴覚神経から脳細胞にかけて生まれた化学的・電気的変化を、音を聞いているとするのです。物理的出来事は、あくまでも知覚器官の入り口である鼓膜を..
-
見聞きする事の不思議(2)町を歩きながら、町の音が私の耳に聞こえて来る。この聞こえて来る音は、町の至る所から生まれ、私の耳に入ってくる事に成る。 そこでコノ説明を考えるのです。 私は、町と言う空間の中に居て、町の中を走る車..
-
見聞きする事の不思議(1)私が目の前の信号機の赤を見ている事に対して、一つの理屈を立てる。 現に見ている中で、今見ているモノが目の前のそこにあると見ているのです。あるいは側を通過するトラックのエンジン音を右側にあると聞いてい..
-
カントの世界(1)フレーゲの観念論 私達が認識的に到達出来るのは、自らの内的世界だけだとされるので、外的世界は、たとえそれがそれとして存在していようとも、私達はけっしてそこに到達できない。 私達の内的世界を外的世界..
-
個体とその関係構造を考える親に対する二人の男の子の有り方は、二人とも子である事で、天秤はかりの上でどちらにも偏らない、平等としてある。それが同一の親から生まれるときの時間的順序と言う区別が,一方を兄とし、他方を弟とする表現で表..
-
チェシャー猫の笑いルイス・キャロルの「不思議な国のアリス」の話です。 木々の枝に座っている猫「チェシャー」がいます。 アリスと猫とが話をしていていると、その猫の体が透き通って消えて行きます。 しかし消えて行った後..
-
私は,机の上のコップを眺めている机の上のコップを眺める。 机の周りを歩きながら四方八方から眺めていると、その眺める位置から見えているコップの形は、長方形であったり,円形であったりと言う多様な形てみえているのです。 この色々の方向..
-
机の上にリンゴがあるーーーリンゴがあり、私達の身体がある。その二つのモノの間に成立しているもの。 リンゴから反射してくる光は。特定の波長の光として反射して来るのであり,その光が眼球から入り網膜から脳細胞までの反応として..
-
記号と言う思想(10)記号とはなにか 高辻正基 講談社・BLUE BAC 人間は,そして動物も,事物との直接の接触,体験によって,事物の意味を学び,その「概念」を形成して行く。それには人間の五感の全てが関与する。そこ..
-
記号と言う思想(9)記号とはなにか 高辻正基 講談社・BLUE BAC 言語記号や情動記号(身振りや表情)において,記号表現と記号内容の結びつきは,「連合」と言う極めて心理的なものである。 メタ言語・・・記号内容..