記事「読む」 の 検索結果 663 件
-
『蜘蛛の糸』黒川 博行桑原と二宮のシリーズや『悪果』や『蒼煌』といった作品で警察、賭博、美術といった分野の話が抜群に面白いので、今回の短編集も衝動買いしてしまったが、期待して読んだだけに黒川ファンとしては不満が残る。それぞ..
-
『ジェネラル・ルージュの凱旋』海堂 尊前作の『ナイチンゲール』がイマイチ欲求不満だったのでちょっと心配していましたが杞憂でした。今回はテンポもよく、読後感も爽快で、あのバチスタの雰囲気が味わえた。速水がいい役だね。地下鉄サリン事件の時の聖..
-
『ナイチンゲールの沈黙』 海堂 尊映画化もされた『チーム・バチスタの栄光』ではじまる田口&白鳥シリーズ第2弾。 友人のOさんに『チーム・バチスタ』を奨められて面白かったので2作目、3作目を貸してもらいました。 あいかわらずのユニー..
-
『18秒の遺言』 ジョージ D.シューマン死の直前の18秒を読み取る能力をもつ盲目の女性シェリーの話。 死者の手を握ることでその人が死の直前にイメージしたものが見えて事件解決の切り札になる。もうひとりの主人公、女性警部ケリーのキャラクターも..
-
『忍びの国』 和田 竜前作『のぼうの城』が面白かったので読みました。忍者世代?だし。(サスケ、カムイ伝、赤影、ハットリくん・・・)んー、ドタバタB級時代劇。期待が大きすぎたかも。歴史小説+山田風太郎?ちょっと中途半端だなあ..
-
『香水-ある人殺しの物語』パトリック・ジュースキント奇妙な物語。パフュームという題名で映画化されたらしいが知らなかった。犬のような嗅覚をもっていたら何に利用するだろうか。キャラクターの造形がユニークで話に引き込まれる。ただ最後の臭いの魔力はちょっとまゆ..
-
『治療島』セバスチャン・フィツェック読んでいて頭がおかしくなりそうになる小説。爽快感はないが、先のストーリー展開が知りたくてページをめくる気がはやる。後半なんとなくネタばれしてくるが最後のどんでん返しは想定外。映画ビューティフルマインド..
-
『対岸の彼女』 角田 光代週刊文春のGW号の書評が女性作家特集だった影響でこのところ山田詠美、林真理子、角田光代と立て続けに読んでいます。この『対岸の彼女』は男の私が読んでもじんとする場面がありましたが女の人が読めばさらに共感..
-
『みんなの秘密』 林 真理子12話からなる短編集ですが1話目の脇役が2話目に主人公となり2話目の相手役が次のヒロインといったように繋がって広がっていき、不思議な感覚が味わえます。 それぞれの登場人物がその後どうなったかミョーに..
-
『警察庁からきた男』 佐々木 譲『笑う警官』(原題:うたう警官)につづく道警シリーズ第二弾。テンポがよくストーリー展開が早いのでスイスイ読めて面白い。後半、藤川警視正の存在がかすむほど、前作も登場した佐伯や津久井が活躍し、前作のおと..
-
『風味絶佳』 山田 詠美いいろブックレビューで高い評価だったので読んでみましたが私には合いませんでした。 風味絶佳
-
『深海のイール』 フランク・シェッツィングひさびさに大作を読むゾとGWからスタートした「深海のイール」上中下3巻やっと読了。ドイツの作家ながら訳がいいのか読みやすい。中盤までの自然の脅威に興奮。映画のスクリーンがイメージされるようなスペクタク..