記事「読む」 の 検索結果 663 件
-
『グッド・パンジィ』 アンドリュー・ヴァクス以前よく読んでいたアンドリュー・ヴァクスの探偵バークシリーズ。久しぶりに懐かしく読んだ。いきなり長年のパートナーだった、ナポリタンマスチフ犬のパンジィを失ってしまうのは残念だったが従来のファミリーにジ..
-
『容疑者Xの献身』 東野 圭吾以前から気になっていたが文庫になったので購入。直木賞受賞作。少しムリしているところもあるが、思わずなるほどと納得する後半のどんでん返しは秀逸。容疑者Xの献身ぶりも見事。 数学者が主人公。余談だがフェ..
-
『ベーコン』井上 荒野直木賞作家井上荒野さんの短篇集。食べ物をタイトルにしている。確かに味覚と記憶は強く結び付いていて、味覚とともにその場面や一緒に食べた人を思い出すことがある。 食べたことがあるものは思い出しながら、な..
-
『永遠の0(ゼロ)』 百田 尚樹終戦記念日ということもあり、 同作家の『BOX!』もよかったので読んでみました。 正解でした。 太平洋戦争当時零戦パイロットだった祖父のことを、 主人公がその頃の関係者の証言をもとに調べていく..
-
『マイナス・ゼロ』 広瀬 正タイムマシンをつかって自分の少年時代にやってきた主人公。 日本版『夏への扉』といった感じでしょうか。 SF小説としての評価はさまざまでしょうが、 昭和初期の東京の風景や人情にふれることができ、ほ..
-
『SPEED』 金城 一紀『対話篇』と関連性ありと、ばんちゃんから情報もらい気になっていた。先日本屋で発見し即購入。確かに関連あるが少し話しが違ってた。ゾンビーズシリーズ。もちろん『対話篇』読んでいなくても十分面白い。一気読み..
-
『武士道セブンティーン』誉田 哲也週刊文春の書評に取り上げられていて面白そうだったので即購入。『BOX!』が高校ボクシング部の男子の話ならこちらは女子剣道部の話。香織と早苗、性質の違うふたりの高校2年の1年間を描いている。高1時代の『..
-
『BOX!』百田 尚樹こういう本を探していました。高校ボクシング部の話。天才肌の鏑矢と努力家の木樽の成長と挫折。先生や先輩、マネージャーなどの登場人物もいいです。泣けます。『一瞬の風になれ』のボクシング版ですかね。どちらか..
-
『誘拐』 五十嵐 貴久先週丸善に行った際衝動買い。誘拐を扱かった小説は多いがこの本のような発想はなかった。でも本の帯のキャッチコピーはちょっとオーバーだな。出版社にしてやられた。 私的おすすめ度 五十嵐ファンとしては次..
-
『対話篇』 金城 一紀映画篇を先に読んでいて面白かったので文庫化のタイミングで読みました。 金城一紀は文章が上手いですね。読みやすい。さすが直木賞作家です。3話からなる短編集で、死をテーマにしているものの、重くならず、非..
-
『羊の目』 伊集院 静短編のひとつひとつがつながって一人の男の生涯を描いた長編小説になっている。主人公神崎武美の壮絶な人生。任侠の世界の親とはいえこれほど一人の人間につくすことができるのだろうか?殺人者に魂の救済はあるのか..
-
『夜の桃』石田 衣良週刊新潮の連載小説。得たものと失ったものの落差がとても大きい。龍宮城から現実に戻った浦島太郎といった感じ。読み手にとっては一瞬にして失う様が爽快ですらある。細かな描写のリアリティは作者の体験に基づくも..