記事「酒」 の 検索結果 28810 件
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恢復――煎茶に感謝す久しぶりに東京新宿の街に出た。土曜の昼下がりのせいだろう、たいへんな人出だった。周囲の人々はみな顔の見分けがつかなくて黒い影にしか見えない。そんな人の群れがせわしく歩く間を、おろおろと逃げるように抜け..
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この冬はワインでいくか…夏のあいだ常飲していた甲類焼酎のクエン酸水割は、このところの寒さではもう冷たすぎて飲む気にならなくなった。歯に沁みてならないし。 かといって、芋焼酎お湯割の熱さも、まだ早すぎる。 先夜、パ..
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バトンタッチ――横浜関内のバー〔道〕Yamさん Tsujさん ゆうべお別れして、独り地下鉄ホームのベンチに腰掛けながら、なぜかほっとした心持がしました。 「ああ、これで済んだ」というような。 故 Ito 氏にはじめて横..
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あなどる可からず、沖縄の味(四・さまよいながら思うのは…)最終日。帰りの飛行機は二〇時三五分那覇発だから、丸一日遊べる勘定になる。この時間は、重い。からだが言うことをきかなくなっている。懐具合も暗雲が漂いはじめる気配だ。 朝飯は、買ってあった“ジューシ..
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あなどる可からず、沖縄の味(三・渡嘉敷島〔バラック〕にて)今回の沖縄行の目的は、ふつか目に渡嘉敷島に渡り、半日、泡盛を呑んで過ごすことにあった。前回もそうであったが、その「時間の味」をまた追っていた。これ以上のゼイタクを知らない。 飲む前にまず、海の色..
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あなどる可からず、沖縄の味(二・街角のそば屋にて)〔うりずん〕では、金もなく、さほどに腹を満たすわけにはいかなかった。安里のモノレール駅にむかう途中、屋台に毛が生えた程度のそば屋に行き当たった。そば、五〇〇円。 食券をカウンターに出す。オバアが..
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あなどる可からず、沖縄の味(一・〔うりずん〕にて)ただの古い飲み屋と軽く思っていた、那覇の中心からすこし離れたところにある〔うりずん〕。古さを味わいたかった。 はじめに注文した料理の「クープイリチー」は刮目すべき味わいだった。切り昆布の煮物だ。..
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鶴見中華食堂〔栄理〕の憂鬱――その2「給仕のおばあちゃん」この春、いつものようにラーメンや餃子を食べていると、入り口近くに張り紙を見つけた。 6月半ばに店を移転するという。いつもは愛想のないお婆さんが、めずらしく表情を和らげている。笑みさえ含んでいた。今の..
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横浜鶴見中華食堂〔栄理〕の憂鬱――その1「店の入り口」インターネットで探すような店ではない。 ごく少ない馴染み客が連れを伴って深夜、二次会あとのシメに来る。後日、たまにひとり昼食のチャーハン(650円)やラーメン(450円)を食べに来る。イチゲンで..
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『在酒楼上』――酒場にて(野毛地下〔石松〕)立ち飲みカウンターで独り、チュウハイをやっていた。 酒はキリリと立っていた。炭酸水も焼酎も十分に冷えていて、酒を薄くする氷も極力少なめにしてある。レモンが一片。 身が引き締まる。直立してカ..
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逼塞中――鶴見〔栄理〕のラーメン食べたい年来のウツがひどく、自宅に籠っている。3月末以来だから、ずいぶん経った。この間、いたって短く感じられる。日にちと曜日の感覚がなくなった。今は何月か、考えてしまうことがある。老化現象……。社会活動はまっ..
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続・新横浜飲み屋事情新幹線の停車駅がある街――というのはウソで,新幹線が止まるところに「街」ができた――には安心して入れる呑み店がないと,そこに昔から住んでいる先輩につねづねこぼしていた。じっさい,碁盤の目に区切られたビ..