記事「長編」 の 検索結果 995 件
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メディアの功罪桂望実『嫌な女』読了。 こんな女、いるんだろうな。すごく嫌な奴で、犯罪すれすれなのに、男ウケは良くて、女としてもとことんは憎めない……実際、近くにいたらいらいらするとは思うけれど。すらす..
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殺し屋なのにパトリック・デウィット『シスターズ・ブラザーズ』読了。 ヘンなタイトルだと思ったら、殺し屋のシスターズ兄弟のことなのだった。 ゴールドラッシュ時代の殺し屋の話で、そりゃあ血なまぐさい..
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徐々に浮き出る梨木香歩『からくりからくさ』読了。 物静かなようにしていても、芸術をやる人たちは内側に不思議な情熱を秘めている……そんなことを思わせる作品。今風にいうとシェアハウスだが、そんなふうに暮ら..
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お腹のすく本原宏一『佳代のキッチン』読了。 うん、面白い発想。今更石田純一世代(もうちょっと若いか?)のヒッピー世代の文化を掘り起こすというのも何だかなあ、とは思ったが、知らない人の方が多くなってく..
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本格ものも貴志祐介『硝子のハンマー』読了。 こんな本格推理ものも書く人だと知らなかったので、いつ怖くなるのか、怖くなるかと思いつつよんでしまった。最初のうち、すごく簡単に解決してしまう事件かと思っ..
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気骨百田尚樹『海賊と呼ばれた男』読了。 最近『永遠の0』の映画化のせいでやたらとTVに出させられていた軽妙洒脱な雰囲気の作者だったが、作品はがらっと違う顔。出光興産の創始者・出光佐三をモデル..
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これが、そうか東直己『半端者』読了。 『探偵はバーにいる』の前日談という位置づけ。そうか、探偵は北大出だったんだよなあ。地方限定エリートっていうのが面白いし、そういうのあるよな。 話は面白いけれど、..
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鮮やかな結末赤井三尋『翳りゆく夏』読了。 うーむ、さすがは乱歩賞受賞作品! 最初から最後まで面白かったし、はらはらさせた。で、最後には鮮やかなどんでん返しと意外な犯人! と、こう書いてしまうとありき..
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帰省で二冊荻原浩『愛しの座敷わらし』読了。 最近映画化されたのは観ていないけれど、なんだか切ないお話で、ひたすら座敷わらしがいとおしい。長編だけれど、面白くてすらすら読めてしまった。 津..
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ドラマ向き野沢尚『リミット』読了。 子供や動物がひどい目に遭う話は生理的にいやなんだけれども……それでも読ませるおもしろさ。で、脚本家模される作者なので、とても映像的。やっぱり、惜しい人を亡くした..
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降参ジェフリー・ユージェニデス『マリッジ・プロット』読了できず。 なんか一所懸命読んでいるのに、(私にとって)何ら面白い展開になっていかない。長い葛藤を経て結婚した二人……という感じらしいの..
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たまっちゃった主張中からその後の青春18切符企画まで、その間に読んだ本の感想です。 保科昌彦『ゲスト』読了。 そんなに怖くはない。アイディアとしてはよいのだと思うけれど、この悪意の伝染の経路が..