記事「長編」 の 検索結果 995 件
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じんわりと感動アキ・カウリスマキ監督『過去のない男』を観る。 期待を裏切らないなあ。2002年カンヌ・グランプリ映画。とにかくすべてがミニマムなセリフや動作で進んでいくので、さりげなく画面から目が離..
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旅行中の読了分今回の旅、夜はそんなに酒も飲まず、寒いから布団にくるまっていたことが多かったので、もう一冊あった方がよかったかなあと思う。ろうそくのみというほど電気事情も悪くはなかったし。本についてもまとめて備忘録..
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明暗くっきり井上ひさし『一週間』読了。 シベリア収容所にとらえられた元共産主義者の、ロシア人たちへの抵抗の話。たった一週間の話だが、中身がぎっしりの大長編で、しかも飛び切りの面白さ! それにしても、..
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トレンディドラマ系かと思いきやチョン・イヒョン『マイスウィートソウル』読了。 はじまりは、韓流トレンディドラマかなあ、と思ったが、読んでみるとなかなか深い。日本では30代女性に「早く結婚しろ」とせっつくこともすでに(..
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凄絶長編篠田節子『弥勒』読了。 『讃歌』に続いて、篠田先生の本を読む。以前、インドのラダックで、計画停電のろうそくの灯りの下、同作者の『ゴサインタン』を読んだことがあった。『弥勒』もこれに連なる長..
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いつも長いがジョン・アーヴィング『あの川のほとりで(上・下)』読了。 『ホテル・ニューハンプシャー』も『ガープの世界』も読んだはずだが、頭に残っていない。ひたすら長すぎるからかもしれない。でも、印象的..
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おしゃれな短編(韓流)キム・ジュンヒョク『楽器たちの図書館』読了。 音楽をテーマにした短編集だが、なかなかおしゃれなのである。で、面白い! なんか新しい才能に出会ってしまったかな、と思う。実をいうとこの本と『..
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性差を超えて東野圭吾『片想い』読了。 さすが東野先生、長編でもぐいぐい読んだ。トランスジェンダーの哀しみ……大学時代の仲間の友情と恋……とても切ない終わり方で、途中かなり入り組んでいたが、続きが気に..
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人と職業松井今朝子『幕末あどれさん』読了。 杉浦日向子の『合葬』を思わせるシーンが出てきて、ちょっと泣ける。長編だが、気を抜かず書ききっていて、さすが。面白いです。同じ部屋住みの次男坊二人の運命..
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古くない天藤真『炎の背景』読了。 長編。やっぱり面白い! 時代背景は古いけれども、この主人公の男女の動きがとても面白い。これは、現代風にアレンジすれば青春映画やアニメにできるかも。で、単純な恋愛..
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駆け抜けるピカレスク梁石日『カオス』読了。 父が亡くなった日、夕方に韓国文化院で梁石日先生の講演を聞く予定にしていた。当然急遽キャンセルとなったが、せっかくお話を聞くのだから最近あまり読んでいなかった先生の..
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記録魔のおかげ松井今朝子『そろそろ旅に』読了。 武士から商家に婿入りし、町人となって戯作者の道を歩んだ十返舎一九の物語。 なるほど、この辺りの人たちの公式記録が残っているわけではないから、下手すれ..