記事「長編」 の 検索結果 995 件
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刑事らしくない刑事堂場瞬一『アナザーフェイス』読了。 亡くした妻の代わりに子育て中で、そのため捜査一課から刑事総務課に回されているという、およそ第一線にはいない刑事が主人公。個性はあるがすごく地味なキャ..
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焦点が見えない多島斗志之l『症例A』読了。 『アルジャーノン……』で有名になった多重人格症と、戦時中に避難を余儀なくされた日本の文物の行方を絡めたミステリー(?)風の作品。精神分析や解離性同一障害等いろ..
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やっぱり暗いな真梨幸子『クロク、ヌレ!』読了。 同作者の『殺人鬼フジコの衝動』よりはまだ暗澹たる読後感ではないが、やっぱりあんまりよくない。それに、今回のはもう一つ何がテーマなのか読み切れなかった。書..
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ちょっと異色宮本輝『人間の幸福』読了。 一番最初に殺人事件が起こるという、この作者にはなんだか異色の始まり方をする長編小説。一つのマンションに住む人々を巡る人間模様なのだが……一つ一つのエピソードは..
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我が身かわいさ歌野晶午『世界の終わり、あるいは始まり』読了。 文庫本で515pの長編にもかかわらず、一気に読めた。重いテーマで、この作家の特徴として、どんどんどんどん展開が二転三転していく。そして、最..
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反抗期重松清『エイジ』読了。 中学二年生、14歳。確かにいろいろ世の中すべてが気に入らなくて、でもたいしたことは起こせなくて、起こしたらまた大事になって……で、したり顔の親に「反抗期ねえ」とか..
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勉強になるけど真山仁『ハゲタカ(上・下)』読了。 ハゲタカファンドといわれた外資系金融会社と日本企業の闘い(?)の話。と言っても、悪いのはのんべんだらりと日本でしか通用しない理論でやってきた日本企業な..
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おどろおどろしくはあるけれど小川勝己『撓田村事件』読了。 なんかなー、長かった。探偵役のヘンな男のキャラとかは嫌いでもないし、なるほど横溝正史へのオマージュとして楽しめる部分もあるのだが、全体的にこんなに長くなくて..
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重かったー百田尚樹『錨を上げよ(下)』読了。 下巻も600ページ以上。内容が重いのではなく、このハードカバーは重い!! 持って歩いて手が痺れたが、面白くて面白くて、どんどん読めた。そして、途中どう..
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なんとなくぱっとしない2冊永井するみ『希望』読了。 長編。最初は面白いと思ったんだけどなー。最後がなんだか「えー?」だった。時間をかけて盛り上げたので、ちょっとがっかり。いろいろ伏線はあったのに、あんまり生かされ..
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読み終えていないけれど百田尚樹『錨を上げよ(上)』読了。 まだ半分。面白くない訳じゃなくて、とても面白いので、下巻も読むはず(借りてあるし)。が、とにかく上巻だけで591ページもある。ハードカバーで、持って歩..
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感動したりしなかったり海堂尊『マドンナ・ヴェルデ』読了。 もしかすると、同作者の『ジーン・ワルツ』を先に読まないといけなかったのかなあ。面白いんだけれど、どこまでも理詰めの娘とその反対の母親という構図は、ちょっと..