記事「高校野球」 の 検索結果 11003 件
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第232球海斗マニア団長の香村瞳はバッグから赤い鉢巻を取り出した。額のところにちょうど「海斗」の2文字が刺繍されてある。守野台(兵庫)の1年生投手・飛浦海斗の甲子園Vを祈って、昨晩徹夜で準備した。ここぞの時に..
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第231球また両手を交差させた。「ヨシっ」。また小さくつぶやいた。今度はさっきよりも指に力を込めてみた。「やっぱり最初から、基本通りだったかな」と思いながら…。KOSMOS放送の塁沢アナも気がついた。ネット裏..
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第230球土煙があがった。またまた海斗マニアたちの悲鳴が響き渡る。瑞泉(西東京)風喜監督が大きな声をあげる。守野台(兵庫)の正捕手・石陪がひきつった顔で動いた。一塁走者の坂芽はもちろん、二塁に向かっていた。球..
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第229球球速はジャスト90キロだった。スタンドの海斗マニアたちが悲鳴のような声で騒いでいた。観衆はほんの少しだけ、ザワっとなった。ネット裏最上段のアンドロメダの面々もあっけにとられた感じだった。守野台(兵庫..
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第228球素晴らしい音がした。「ナイスボール!」。自然とそんな声が出た。とても病み上がりには見えなかった。それどころか、休み肩もあってか、以前より、すごくなっているようにも見えた。ベンチで見ていた守野台(兵庫..
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第227球守野台(兵庫)の1年生右腕・飛浦海斗は立ち上がりから苦しい投球だった。やはり疲れがあるのか、球のキレは今ひとつだったし、何より球速があまりにも…。紀中監督は背番号1を早くもブルペンに走らせた。ネット..
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第226球西東京代表・瑞泉GSコンビの「S」こと早瀬将吾の父・達将は目に涙を浮かべていた。娘の瑠未が大はしゃぎしているなかで、むしろシンミリしていた。感涙…。うれしくてたまらなかった。自分の夢を息子が代わりに..
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第225球決勝戦のKOSMOS放送実況は絶叫の塁沢高次アナ、そして解説は元クールセブン監督の梁池篤和氏、3回戦の真極学園(東東京)対にしき水惣(愛知)戦以来の「コンビ」だ。放送前は「あの試合はすごかったですね..
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第224球やはり特別な場所だった。そこにいるだけで、こみ上げるものがあった。力もわいてきた。投げたい、と切に思った。気がつけば、肩を、腕をくるくる回していた。気迫はよみがえっていた。ブランクは関係ない! いけ..
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第223球両校のスタメン発表が始まった頃、雨がポツリ、ポツリと降ってきた。だが予報によると、大きな雨は一度ありそうだが、長引かないとのこと。もちろん、この程度で中止にできるはずもない。先行は西東京代表・瑞泉。..
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第222球その日の朝は慌しかった。家には自分以外、誰もいない。軽い朝食の準備をして、食べて、片付けて、洗って、身支度して…。「あっ、今日は鞄はいらないな」とひとりでつぶやいて、ちょっと笑みを浮かべて、戸締りと..
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第221球アンドロメダリーダーの大田原健太郎は東京グレート総務課長の村澤三四郎に電話を入れた。元愛知ソニックのトレーナー・欅重次郎のことで聞きたいことがあった。「村澤さんなら、欅さんと彼の話をよく知っているで..