記事「黒澤明」 の 検索結果 1012 件
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『乱』野村萬斎さん(鶴丸)が「時間を返して!」とお怒りになった快晴での撮影中止。その翌日、儚い雲が出て感心した伝説の本番シーン。この御殿場ロケでクランクアップするから黒澤監督の思い入れも違った。 しかし、全スタッフもビックリ!いわゆるピーカンで撮影準備完了後に中止にしたからだった。 その翌日のこの雲を見て全員が納得。 こ..
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BS1スペシャル「黒澤 明の映画はこう作られた〜証言・秘蔵資料からよみがえる巨匠の制作現場〜」黒澤明特番の放送日が決まりました! 『黒澤映画はこうして作られた』 NHKBS1 11月8日 日曜日 19時~20時50分 再放送 11/12 木曜日 20:00~21:50
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『乱』尾根の綾部軍は囮だった!次郎の顔色が変わる。そのメイクをチェックして直す黒澤明監督。次郎軍と三郎軍が争っている間に、綾部軍が一の城に攻め入った! 尾根に陣取った綾部軍は次郎(根津甚八)を安心させるための囮だったのだ。 大分県飯田高原での長かった合戦シーンの撮影もほとんど終わり、残..
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『乱』綾部軍に追われた次郎軍が一の城に逃げ込む。その中に末の首を取った騎馬武者が鉄(井川比佐志)の下へ。1984年12月富士山太郎坊のオープンセットでの撮影も最終日間近になったこの日、敗走する次郎軍を撮影。 城外の綾部軍をCカメラが、城内の次郎軍をABカメラが撮影するマルチカム方式。 『..
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『乱』この日が鶴丸(野村武司=野村萬斎)ロケ初日で末の方(宮崎美子)と阿蘇山脛千里でリハーサルに臨む。上機嫌の黒澤監督。半年のリハーサル期間があったものの、 映画の撮影現場は初体験だった高校生の野村萬斎さん。 特に緊張した様子もなく、黒澤監督の丁寧な演技指導を淡々と受けて堂々としたものだった。 板付きで台詞を交わ..
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『乱』先にアップした動画の前、次郎(根津甚八)に台詞が入っていないので休憩となる。怒らない黒澤監督。根津さん(次郎)が台詞を入れ直す場面は既にアップ済み。 馬を降りて練習する事になった経緯をご覧ください。 スタッフがイラつかないようにすぐさま休憩を入れる気の配り様。 黒澤明監督は本当に優しい演..
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『乱』秀虎(仲代達矢)が家督を子に譲ると宣言。長回しワンカットで撮影したシーンのインサート用抜き撮り場面。カメラは望遠レンズ。10分を超えるシーンの撮影が、長回しワンテイクとここで紹介するインサート用アップの抜き撮りで撮影完了するのだから効率は抜群に良い。 更に助監督が仕切らなくても、黒澤監督自身が撮影の段取りを説明しリー..
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『乱』先にアップした「哀れ老いたり」の三郎NGシーン未編集版。当初黒澤監督にぼかしで隠し短縮していたが、ノーカットでお見せします。1984年7月大分県飯田高原ロケ。 秀虎(仲代達矢)が家督を三人の息子に譲ると宣言。 三郎(隆大介)はこれに強く反対する。そんな父を「哀れ老いたり」と嘆くが黒澤監督からはなかなかOKが出ず、テスト..
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『乱』末(宮崎美子)の首を受け取った鉄(井川比佐志)は怒り心頭。追ってきた次郎(根津甚八)を振り払い楓(原田美枝子)の元へ。この日ラストの鉄のセリフは変更されていた。その理由を説明する黒澤明監督。神奈川県横浜市黒澤フィルムスタジオ一の城のセット。 折角引いた移動車をテストをやるうちに躊躇なく引き直す。 当然のようだが、なかなか決断できないものだ。 特機:春田さん清水さん益崎さん。 ..
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『乱』太郎(寺尾聡)と次郎(根津甚八)に攻められて三の城に籠るしかない秀虎(仲代達矢)。『用心棒』『椿三十郎』の殺陣も一瞬で勝負が決まるもので、決してチャンバラにはならないのが黒澤明監督の時代劇。ここでも立ち回りは簡略化されてあっさり刀を折ってしまう。 郎党役に北野武映画でおなじみの渡辺哲さんの顔も見える。 生き残った郎党に守られ城に入る秀虎。 殺陣:久世浩 『乱』太郎(寺..
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『乱』馬に乗っての演技が出来ない生駒と小倉に黒澤明監督も怒り心頭。練習不足を指摘して、遂にこの日の撮影は途中で中止となる。1984年8月熊本県阿蘇砂千里ロケで曇りから芝居がスタートして晴れになるのを狙う場面で、生駒(加藤和夫)と小倉(松井範雄)は全く馬を操れない。 馬上のリアクションさえ取ろうとしない二人に、黒澤明監督..
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『乱』鶴丸(野村萬斎)と末の方(宮崎美子)が秀虎(仲代達矢)と狂阿弥(ピーター)に出会うシーン。カメラと照明の準備が整うと演技テストが始まる。1984年9月熊本県阿蘇砂千里に組まれた巨大な城壁のセット。 秀虎が正気を取り戻す重要なシーンの演出。 形の良い雲を待つ黒澤監督。 ここでレフ板に巨大な鏡が使用される。 『乱』この..