記事「黒澤明」 の 検索結果 1012 件
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黒澤監督が『乱』地獄絵のシーンで郎党が殺される場面を撮影せずに屍の山に変更したのは何故か?『七人の侍』のエンディングとの共通点。1984年11月御殿場太郎坊三の城オープンセットで 地獄絵図の撮影を楽しみにしていた三十騎の俳優たちはガッカリした。 壮絶な死を遂げるはずが、死体の役ばかりで終わったからだ。 多くの観客もこれを..
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黒澤明『乱』ラストシーン撮影秘話。鉄(井川比佐志)が楓の方(原田美枝子)を殺す場面でNGを連発した。黒澤監督は怒鳴らない!映画『椿三十郎』ラストの決闘シーンを思い出す血しぶきがここでも登場する。 1発OKしか許されないシーンで要の井川さんが二の足を踏む。 それには1985年1月黒澤フィルムスタジオの深い事情があった。..
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セリフが出てこない根津甚八さんにも優しい黒澤明監督1984年大分県飯田高原『乱』合戦シーン撮影現場記録俳優には怒鳴らない黒澤明監督です。 助監督以外のスタッフにも決して怒鳴りません。 従って井筒監督のように俳優を怒鳴って追い込むというやり方は 間違っていますから真似しないようにしましょう!
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河村光彦解説付き。『乱』の現場で美術を手伝う黒澤監督とメインスタッフ!これが黒澤組のやり方だ。1984年7月大分県飯田高原ロケーション撮影現場取材記録。 ゴジラの本田猪四郎監督や撮影監督の斎藤孝雄さんやBカメラの上田さん、 『七人の侍』のカメラマンだった中井朝一さんも録音の矢野口さんも ..
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羅生門(1950年製作の映画)4番目の話が真相だ。短刀を盗んだという点を除いて。 捨て子は雨の降る前からそこにいた。 この2点を知ってから見直してほしい。 そうすればこの物語が原作を超えた傑作だと確信するはず。 ..
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七人の侍(1954年製作の映画)侍に憧れて村を飛び出した暴れん坊が、6人の侍と出会って菊千代という武士の名前を貰って、百姓に恩返し、立派な侍になったところで戦死してしまう物語。 『羅生門』で拾われた捨て子が菊千代だったかも知れない..
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フェリーニの甘い生活(1959年製作の映画)俗世界の上流層を覗き見てきたタブレット誌の記者がうつ病になってしまい、愛について結婚について、幸福な人生について悩み始める物語。 こう解釈すると、ストーリーに一本筋が通る。 独占欲の強い内縁の妻を..
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)悪魔と戦って死んだ老神父と若い神父の物語。 さて悪魔との死闘とは如何なるものだったのか?それを再現したヒューマンドキュメンタリーがあったらこんな映画になるのです。 医者は脳の問題だと片付ける。 ..
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フラットライナーズ(1990年製作の映画)人間が犯した罪は、神が許すかどうかではなく、人間自らが謝罪して相手に許されたという実感を、まだ生きているうちに味合わないと、あの世まで持って行ってしまう、という人生と死後の世界の関係を明確に示した傑作..
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)“ファミリー”を守るために家族を崩壊させてしまうドンの悲劇。 家族と“ファミリー”の両方を誕生させて愛した父ビトー・コルレオーネの人生には父の仇への復讐心があった。 それに対してマイケルの人生には..
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)父を失い欠けて初めて家族愛に目覚める末っ子の話。 目覚めた後は父の持つ権力を継承することに躍起で盲目となり、見境なく他ファミリーのドンを皆殺しにしてニューヨークのトップになってしまう。 その非道を..
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青春の殺人者(1976年製作の映画)愛する彼女の初体験が義父との淫乱な関係からだったと父に聞かされて それを信じる父に彼女の義父を重ねて殺してしまう少年の物語。 イチジクの木の下で起きる淫行はエデンの園のエバと堕天使を観る様だ。 ..