記事「黒澤明」 の 検索結果 1012 件
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『乱』太郎軍が三の城に入城するシーンのリハーサル。カメラマンが決めた位置でファインダーを覗いて、パンダウンの指示を出す黒澤明監督。1984年御殿場市富士山太郎坊三の城オープンセット。 地獄絵図の中盤、入城した太郎が銃撃されることで音楽が終わる。 その前、城門を開けて太郎軍が入城するのだが、スモークが多すぎてうまくいかない。 ..
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『乱』合戦シーン本番!1000人を超える徒歩組と騎馬隊が走る走る。3台のカメラが3度の突撃をレンズを変えて撮るから9台で撮影したと同じになる。これが黒澤明のマルチカム撮影だ!1984年8月大分県飯田高原での撮影は連日行われた。 本番前に撒かれる埃はスタッフ総出で行われた。 この日はフランス側のプロデューサーシルベルマンも来日し、現場を見学していた。
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『乱』クライマックスの次郎軍敗走シーンの撮影。助監督任せにせずメガホンでエキストラへの演技指導を繰り返す黒澤明監督。1984年8月大分県飯田高原も猛暑に襲われる中連日合戦シーンが撮影された。 騎馬武者と徒歩武者が混在して走る危険な場面。 ケガ人は出なかった。 黒澤監督の戦術は『影武者』俳優オーディションに始ま..
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『乱』猪狩りの場面で撮影用の柵の外に猪が逃げ出した!全く動じない黒澤監督。猪をFIXで撮影するようにB、Cカメラに指示をしたセンスが凄い!1984年7月大分県飯田高原でのロケーション。 何度やっても猪が勢いよく走らない。 次々にアイデアを出す黒澤監督は常に冷静だった。
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『乱』武満徹作曲のテーマ曲が流れる地獄絵図の場面は、3台のカメラを個別に設置して次々に撮影が完了するように段取られた。1984年10月~御殿場市富士山太郎坊での三の城オープンセットでの撮影が始まった。 その大半は地獄絵図の撮影に費やされた。 三十騎の死にざまを一人ずつ見せる一番の見せどころのはずだったが、秀虎の郎..
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『乱』の次郎軍騎馬隊は鉄砲に撃たれて、ドドドと落馬する。その撮影手法は『七人の侍』で開発された。以来多くの黒澤映画で利用されたトリックだった!1984年9月大分県飯田高原で撮影された合戦シーンもいよいよクライマックスを迎える。 突撃する次郎軍、迎え撃つ三郎軍との攻防戦。 『影武者』ではバッサリ省略された場面の数々だ。
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『乱』合戦シーン本番!1000人を超える徒歩組と騎馬隊が走る走る。3台のカメラが3度の突撃をレンズを変えて撮るから9台で撮影したと同じになる。これが黒澤明のマルチカム撮影だ!1984年8月大分県飯田高原での撮影は連日行われた。 本番前に撒かれる埃はスタッフ総出で行われた。 この日はフランス側のプロデューサーシルベルマンも来日し、現場を見学していた。 『乱..
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黒澤明監督作品『乱』で使用されたこの鎧は加藤武さんが着用した物。衣装部ではなく小道具担当が着付けを見せてくれる貴重な動画。1984年8月の大分県飯田高原で撮影された合戦シーン。 猛暑のさなかこれを着て馬を操りながらの演技だったから俳優陣は大変だった。 この日着用しているのは、当時助監督募集で663人の応募者から見事シ..
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『乱』で話題になったのが三の城炎上と嵐の荒野。本物の台風を待って撮影されたからだ。黒澤明監督の本物志向にご注目!「狂ったこの世で狂うなら、気は確かだ!」丹後と狂阿弥はここで初めて秀虎が狂ったことを知る。1984年8月大分県大観峰。 初めに来た台風は風が弱いという事で見送って、次の台風に賭けた。 Aカメラには雨のしずくが付かないように、シャッター速度とシンクロしたワイパーが装備されていた。 ..
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末の方(宮崎美子)と再会する秀虎(仲代達矢)二の城j城主次郎(根津甚八)にも拒否される秀虎の郎党たち。この夕景シーンで末の顔が見えないと批判された黒澤明監督。1984年7月熊本城で撮影された『乱』夕景シーンはまるで合成のように見事だった。 Cカメラ(中井朝一)が撮影した宮崎美子のクローズアップは本編で使用されなかった。 ※予告編には使用された。 解説..
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『乱』三の城炎上シーンの撮影秘話。予定より早く撮影を終わらせた黒澤明監督。OKをコールした直後に雪が降り始めた。夏の設定だから雪はあり得ない。解説:tokyowebtv河村光彦1984年11月御殿場富士山六合目太郎坊でのオープンセット。 綿密なリハーサルの後、三の城炎上シーンが撮影された。 日本映画史に残る名場面だ。 CGでは出ない本物の迫力。 4億円の工費を掛けた..
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「神も仏もいないのか!」天を仰ぐ狂阿弥の顔を絶妙のタイミングで太陽光が照らす。自然を味方に、黒澤明の『乱』は神掛かった奇跡のショットが満載だった。1984年9月熊本県阿蘇山砂千里でのロケーション。 たった1度のテイクでラストシーンの撮影はOKとなった。 神を罵る狂阿弥(ピーター)をそれまで暗く曇っていたにもかかわらず、 その瞬間だけ明るい..