記事「『創元推理文庫』」 の 検索結果 30 件
-
「バルカン超特急」「巌窟の野獣」「レベッカ」「断崖」:映画と原作~ヒッチコック その2前回からの続きです。 ⑥1938年「バルカン超特急 The Lady Vanishes」 原作:Ethel Lina White "The Wheel Spins" (1936) ..
-
「下宿人」「三十九夜」「間諜最後の日」「サボタージュ」「第3逃亡者」:映画と原作~ヒッチコック その1前回の続きです。 ヒッチコック監督作品を20作品ほど挙げ、ごく基本的なデータとともに、若干のコメントを付します。 ただし、「映画作品とその原作小説」がテーマですので、原作のないオリジ..
-
『少年少女世界推理文学全集』再説~全集のあらまし⑩ 本文の構成《本文の構成》 本体の中身の説明に移ります。 扉から最終頁まで、順を追って見てみましょう。 ①扉 表紙を開き、見返しのあそび紙を捲ると扉が現れます。 いよいよ物語の入り口です。 ..
-
『少年少女世界推理文学全集』再説~全集のあらまし② 全巻の内容~出版の背景~巻数について(承前) 《全巻の内容》 まず、あらためてこの『少年少女世界推理文学全集』全20巻(以下『本全集』という)の内容を記します。 巻数は、表紙・背表紙・奥付ともに「NO.〇」で表記されて..
-
そのほかの作家(チェスタートン、カー、クリスティ、クイーン等)と作品に関するおぼろげな印象 あかね書房『少年少女世界推理文学全集』=その5前回の続き 第5巻は「ふしぎな足音」(チェスタートン)です。 「青い十字架」「ふしぎな足音」「飛ぶ星」「スマートさんの金魚」「霧のなかに消えたグラス氏」「古城のなぞ」の6つの短編が収められてい..
-
「見知らぬ乗客」「裏窓」:映画と原作~ヒッチコック その4⑬1951年「見知らぬ乗客 Strangers on a Train」 原作:Patricia Highsmith "Strangers on a Train"(1950) 邦訳:パトリシ..
-
創元推理文庫との出会い・番外編~角川文庫のほうに寄り道アガサ・クリスティ「ABC殺人事件」(1962年 能島武文・訳)、「茶色の服を着た男」(1964年 赤冬子・訳) モーリス・ルブラン「怪盗ルパン」(1962年 水谷準・訳) コナン・..
-
創元推理文庫との出会い・番外篇~文庫解説目録を読み比べる・・・リナ・アスガースは、八年近くも夫と暮らしてから、やっと自分が殺人者と結婚したことをさとった・・・ショッキングな書き出しで始まる本書は、妻を愛し、歓心を得ようとしながら、妻の心とはうらはらな言動を..
-
創元推理文庫との出会い②~解説目録を手に入れる創元推理文庫との出会いの、続きです。 海外の推理小説やSFばかりを刊行する、夢のような文庫シリーズの存在を、私はまず「火星の巨人ジョーグ」で知りました。 しかしそれを知ったからと言って、..
-
創元推理文庫との出会い①~最初の一冊に辿りつくまで『幻影城』から少し寄り道します。 創元推理文庫には、いまだにお世話になってます。中学時代から数えてかれこれ50年、ずいぶんと長いお付き合いです。 その中でも特に思い入れの深いタイトルにつ..
-
『幻影城』その9~NO.7(1975年7月増刊号)江戸川乱歩の世界(思い出したように、このブログを綴っていきます。以前連続して投稿していましたが、昭和50年代前半に刊行されていた探偵小説専門誌『幻影城』の各号を、順にレビューしていたその続きです。) 『幻影..
-
江戸川乱歩 生誕120年・歿後50年をふりかえる~その7(最終回)・・・その頃、日本中の町という町、家という家では、二人以上の乱歩好きが顔を合わせさえすれば、まるでお天気の挨拶でもするように、少年少女時代の「乱歩体験」の話をしていました・・・ ○『ミステリマ..