記事「会津」 の 検索結果 909 件
-
歴史小説 鶴ヶ城物語(152)◇明成と主水(23) 明成は、主水が嘉明に忠誠を尽すのを見て来ている。それは主水の心が嘉明の心とまるで一つとなっているようにさえ思えるほどであった。 明成は主水の云っていることを、..
-
歴史小説 鶴ヶ城物語(151)◇明成と主水(22) 主水の方が己より力倆が秀れているのであるから己が負けるのは当然であるが、同時に勝ち負けではない別のものが明成の心に、重くのしかかって来るのであった。その威圧感が何..
-
歴史小説 鶴ヶ城物語(150)◇明成と主水(21) 「頼もしい御世嗣じゃ」 政宗はいったが、嘉明はそのような明成に不安を抱いていたのであった。明成は何時からとなく主水を避け始めた。最初に主水を避けたのは、槍をあ..
-
羽鳥湖高原レジーナの森天栄村にあるこちらの高原リゾート施設は 山間部のため震災の営業も少なく、 豪雨の影響もなく普通に営業しています。 ただし、県道37号線が未だ復旧していないため 車で来る時は迂回しないといけませ..
-
歴史小説 鶴ヶ城物語(149)◇明成と主水(20) しかし、数日して伊達中納言政宗が嘉明の屋敷を訪ねてきて、転封の祝いを述べた後で、 「徳川殿、こたび貴公父子に会津をお預けされたは、この老いぼれめをよく防げとの..
-
歴史小説 鶴ヶ城物語(148)◇明成と主水(19) その明成の激しさの故に、嘉明の心の底には暗い不安の陰がかすかに淀んでいた。松山から会津に転封の沙汰を受けた時、明成は頑にそれを拒もうとした。既に秀吉恩顧の福島正則..
-
歴史小説 鶴ヶ城物語(147)◇明成と主水(18) 嘉明は枕辺の主水に語ってから、、つと病み衰えた身体を起こして 「明成は一徹ものじゃ、そちらも仕えにくく思うこともあろう。なれど、明成をわしと思うて仕えてくれい..
-
歴史小説 鶴ヶ城物語(146)◇明成と主水(17) 長い戦乱の果てに大坂の役があった。徳川家の礎はもはや揺るぬことを嘉明は己の眼で確かめていた。今は、嘉明も、徳川家に臣従してこそ家の命脈を伝えることができるのである..
-
歴史小説 鶴ヶ城物語(145)◇明成と主水(16) 4年がまたたく間に過ぎた。会津移封の沙汰を受けた時、嘉明は60の坂を半ば越えていたから、既に70の歳を眼の前に迎えようとしていた。 その寛永8年(1631)の..
-
歴史小説 鶴ヶ城物語(144)◇明成と主水(15) しかも会津に三春、二本松が属したから、それらを併せれば50万石の太守である。嘉明は会津に移ると、主水を出城猪苗代において、1万3千石を与えた。 根城若松城が美..
-
歴史小説 鶴ヶ城物語(143)◇明成と主水(14) 嘉明は家臣たちに総登城を命じ、居並ぶ家臣たちの前で、采配を主水に預け、 「今よりのち、采配あるところ、主水あるに非ずして、わしがあると心得い」 といった。 ..
-
南会津の旅福島県会津にドライブに行きました。喜多方を経由して、塔のへつりに2時間で行きました。昔に比べて見学コースが短くなり、史跡の風化が進んでいたので残念です。しかしこの奇岩のダイナミックさは今でも健在です。..