記事「児童文学」 の 検索結果 851 件
-
きみの友だち(重松清/著)今まで読んだ重松清さんの作品はどうもお説教臭いような優等生的な感じがしてあんまり好きじゃなかったのですが、これはかなり引き込まれました。 思春期の閉塞感を描いた作品はいくつも読んできましたが、この物..
-
夕暮れのマグノリア(安東みきえ/著)思春期の息苦しさってこんなふうにファンタジーをからめて表現できるんですね。 ちょっと優しくちょっとそらおそろしい物語。 大きな事件やドラマはないけど、ふとした心の隙間や考えや時間のエアポケットにす..
-
地をはう風のように(高橋秀雄/作・森英二郎/画)昭和の、日本がまだ裕福でなかった時代、地域、人たちのお話。 「どうせおれなんか」と常に思いつつ今ある生活を一生懸命に行きるコウゾウ。 不屈という言葉がぴったりくると思いました。 彼のような人間が..
-
夜の子どもたち(芝田勝茂/著・小林敏也/画)一言でいうなら難しかったです。 というより、読みどころが分からなかったと言ったほうが的確かも。 夜の象徴するものや、子どもたちの心にあるものなどが最後まで私には分からず… 自分の読解力がないのが..
-
ビーバー族のしるし(エリザベス・ジョージ・スピア/作・こだまともこ/訳)2010年度の中学生向けの読書感想コンクールの課題図書。 1768年のアメリカの開拓地を舞台にした、13歳の少年の人生の冒険の物語です。 この年号を聞いて、すぐに当時のアメリカの状況にピンと来..
-
シロクマ号となぞの鳥(アーサー・ランサム/作・神宮輝夫/訳)舞台はスコットランド沖の島。時代は1960年代頃かな? シロクマ号という水先案内船の乗組員が、ある鳥を珍しい場所で発見するのですが、ちょっとした思い違いから卵コレクターにその存在を教えてしまいます..
-
13ヵ月と13週と13日と満月の夜(アレックス・シアラー/著・金原瑞人/訳)少女たちがそれぞれ、自分が老婆になってしまったこと知ったときの拒絶反応が胸に痛かったです。 たしかにショックだとは思うけど…老いるってそんなに情けないことなの?と悲しく思うのと同時、自分の中にある..
-
夏の庭―The Friends―(湯本香樹実/作)物語の始まりのきっかけからして、行き着く先は見えてるんだけど…泣けました。 登場人物がちゃんと呼吸してる作品って、読者をそっちがわに引っ張る力にあふれてますよね。 人の死を使った物語はそれこそ..
-
風の靴(朽木祥/著)この本を手にしてぱらぱらっと見たときは正直あまりそそられませんでした。 『ヨット』『家出』というキーワードから、現代日本を舞台に、そこに住む子供を主人公に面白い話なん作り出せるのだろうか?と思ってし..
-
石森延男児童文学全集10バンのみやげ話(石森延男/著)バンという人物が、ヨーロッパを中心に16カ国を150日かけて旅をしたお話です。 時代は、おそらく1960年頃と思われます。 いろんな文章のスタイルがとられているのですが、その技法によって、各国の様..
-
チョコレート・アンダーグラウンド(アレックス・シアラー/著・金原瑞人/訳)風刺ですね。もっと政治に興味を向けよ、という。 今の日本にぴったり、と思ったら英国産なんですよね。 政治に対する「どうせ」感が国民の間に蔓延している国は少なくないのかも知れません。 お金儲..
-
フレディ5―ハムスターのタイムトラベル大冒険(ディートロフ・ライヒエ/作・佐々木田鶴子/訳)ハムスターのフレディシリーズの最終巻です。 頼まれごとを果たすため、タイムとラベルで過去へととんだフレディとその仲間たち。 そしてそのたびの後、フレディが自分の人生のために選んだ道とは? ..