記事「入国管理局」 の 検索結果 729 件
-
摘発のすすめ 摘発の着手と注意点(16)特異な人物であったというのは、再収容して収容場の中で、手錠抜けを実演させることで確認した。 驚いたよ。五本の開いた指があっという間に纏め上げられ、鳥の頭のような形になったかと思うと手錠からすっぽ..
-
摘発のすすめ 摘発の着手と注意点(15)手錠は手首の関節から三センチメートルほど身体側の部位にしっかりと装着する。指一本分の余裕が必要だとされるが、小指が入る程度で良い。 何度も手錠を施した警備官に手錠を掛けた状況を再現させたが、不都..
-
それは学校関係者や研修生の管理者の義務なのだろうか学生や研修生が、出席不良や成績不良、過度の資格外活動などで、在留期間の更新が認められない場合、その者が所属している学校関係者や研修関係者が、学生や研修生を空港まで送って行って帰国を確認しているという..
-
摘発のすすめ 摘発の着手と注意点(14)閑話休題(それはさておき)、矯正施設や裁判所から引き取った身柄は手錠と腰縄をするのが原則であったので、連行中も車両による移動中も身柄に逃走しようという意欲が湧かなかったというところに依存する部分が多..
-
摘発のすすめ 摘発の着手と注意点(13)幸いなことに逃走した中国人の身柄は、大田区において確保され、再収容した。やれやれと思う間もなく、逃走された実態の解明と今後の対応策を命じられた俺は、不承不承それに取り掛かることになった。 それと..
-
摘発のすすめ 摘発の着手と注意点(12)もうひとつ逃走事故についてお話しする。 九人乗りのワゴン車は山梨県の矯正施設から受領した四人の身柄を乗せて、中央高速から首都高速四号線に入って行った。 ワゴン車は運転席のある最前列の両側と中..
-
摘発のすすめ 摘発の着手と注意点(11)当時も護送用の車両には、逃走防止にスティール製のバーが填められていたが、集中取り締まり月間用にレンタルされたマイクロバスにはそのような装備が無かったことが、逃走を容認したのだった。 逃走された場..
-
摘発のすすめ 摘発の着手と注意点(10)護送車として使用していたマイクロバスの席は補助席に入国警備官が座って、窓側に摘発した容疑者を詰め込んでいた。 現地を出発してから既に一時間以上が経っていた。首都高速五号線を抜けてマイクロバスは板..
-
摘発のすすめ 摘発の着手と注意点(9)後になって思っても遅いことだが、この摘発の一番の失敗は内偵調査の不備だと言える。 正面の立派な門構えを見て、周囲を塀によって囲われていると認識して摘発を計画したのだが、塀によって囲まれているのは..
-
摘発のすすめ 摘発の着手と注意点(8)八人で十数人の身柄を確保していたので、取り敢えずは確保した身柄を事務室まで連行することとし、声の方向には事務室で会社関係者と話をしていた指揮官に身柄を預けて、二組を残した俺は声のした方向に向かった。..
-
摘発のすすめ 摘発の着手と注意点(7)現場から逃走される、取調室から逃走される、護送中の車両から逃走される、容疑者等が逃走する場面は、意外な程に多い。 その原因は、施設や車両の不備によるものもあるが、多くはヒューマンエラー(人為的過..
-
摘発のすすめ 摘発の着手と注意点(6)繰り返してお話しすると、摘発着手時に起こる逃走や受傷事故は、身柄の移動のときに起こることが多い。摘発先で身柄の確保及び選別が済んで、車両まで護送・連行するときはより慎重に実施するようにしよう。 ..