記事「刀剣」 の 検索結果 288 件
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平成二十三年「新作名刀展」 刀剣博物館現在、刀剣界で、新作刀のコンクールは2つの団体で、しかもほぼ同時期に行われている。 従来から実施してきた日本刀剣保存協会は審査の不祥事や内部のゴタゴタの影響で、文化庁の後援を得られない状況である。一..
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「日本刀の近代的研究」 小泉久雄 著昭和8年に発刊され、昭和44年に復刻・刊行されたものである。私は昭和44年版を読んだ。 「近代的」という言葉に惹かれるが、近代的とは、刀剣の押形を神津伯氏の指導を得て、できるだけ真に近いものにしてい..
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「新修 刀剣美術 名刀鑑賞編 合本16」昭和53年に発行された古書である。この時までの「刀剣美術」を改めて合本にしたもので、この号は毎月巻頭に収められていた「名刀鑑賞」をまとめたものである。 発売された当時は、合本の中でも、この号と、「誌..
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刀 宝徳年紀の相州広正刀屋さんで相州広正の刀を拝見。寸は少し短いが、がっちりした体配で、鎬の筋を中心にした面に表裏に梵字、三鈷剣、梵字、独鈷を彫っているが、この彫りが強くていい。信仰心を籠めながら彫った梵字である。 刃が..
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「鉄の技術と歴史」フォーラム「日本刀の神秘と科学を探る」(Ⅱ)本日、標記のフォーラムを津田沼で拝聴。理科系の技術的な発表が3つと、考古学的な発表が2つあった。 理科系の発表である鉄の組織的な変化や、焼き入れ過程の変化などの発表については、私はよくわからない。た..
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現代刀 杉田善昭氏の作品今年の夏に鍛えられたという杉田善昭氏の大平造りの刀を拝見。 匂出来の逆丁字乱れが全体を覆う。変化もあって、しかも自然な感じである。現代刀にまま観るきぶい刃は強いて探せば1箇所だけ、それらしいのがある..
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「武士とはなにか」展 国立歴史民俗博物館今日は妻と佐倉の歴史民俗博物館で開催中の「武士とはなにか」展に出向く。私はこの場所ははじめてだ。元の佐倉城址=佐倉の連隊の跡である。城は石垣を使わず、土塁で、北総にある谷津(小高い丘とそこに入り組んだ..
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越前初代康継の良いものこの康継の地鉄は好きだ。生気を感じる。時代の姿で、寸が延びた平造りの短刀だ。身幅も広い。その広い地鉄が楽しい。細かい地景が入っているのか、光の輝度が違う地鉄が綾を織っているような感じだ。流れ肌など目立..
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「日本の名槍」 沼田鎌次 著昔の本であるが、ある調べものをしているので国会図書館で閲覧した。槍については、同時に『槍・薙刀入門』(飯田一雄 著)も読んだが、こちらは、その本に自分の所有物が掲載されていれば別だが、そうでなければ読..
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「康継大鑑」 佐藤貫一 著昔の本だが、最近、調べものをしており、通読。江戸初期から徳川家の抱え刀匠をつとめた康継のことを調べて書いている良い本だ。 康継の出身地等については、この後、滋賀県の岡田孝夫氏が詳しく調査され、福永酔..
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刀剣博物館 「古刀新刀名作展~豊かなる鉄の味わい~」刀剣博物館に、ここのところ続けて出向く。今回は鉄鐔を陳列してあるというので、知人から御連絡をいただく。 刀剣の方は、いつもと同様な「古刀新刀名作展」であり、工夫がないと思う。佐野美術館のようにテーマ..
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肥後拵の購入肥後の鐔を愛好しているが、その根源となる肥後拵を勉強するために、脇差拵であるが、購入した。 八代藩藩主松井家が幕末に作成したものである。柄は白鮫に金茶色の糸巻き(時代が経っているのでくすんでいるが)..