記事「司馬遼太郎」 の 検索結果 952 件
-
「理心流異聞」司馬遼太郎 著これも全集12所載の短編である。天然理心流の道場にいた北辰一刀流の沖田総司の逸話である。 三多摩地区で、近藤の代稽古に出向いた途中、3人連れの武芸者に出会う。相手は名乗らないが、沖田の名を知って..
-
「大夫殿坂」 司馬遼太郎 著司馬遼太郎全集12所載の短編である。この作品は、作州津山藩の大坂屋敷勤めの武士が死去し、その跡目を剣も使える弟が継ぐことからはじままる。 兄の跡目を継いで大坂に来て見ると、藩邸のものも、何となく..
-
「越後の刀」司馬遼太郎 著竹俣兼光を司馬遼太郎が物語にした小説で、全集12所載である。 主人公を栃尾源左衛門(元上杉家の藩士で牢人している)として、京都の借家で「おもよ」という妻と暮らす。生活は「おもよ」が面倒をみていて..
-
「岩見重太郎の系図」司馬遼太郎 著司馬遼太郎全集12に所載の短編である。面白い小説で傑作だと思う。薄田大蔵という人物が主人公である。大坂で梶派一刀流の道場主として世を送っている。 あるとき、大坂から奈良に出向く用があり、そこで2..
-
「宮本武蔵」 司馬遼太郎著冒頭は「街道をゆく」みたいな調子で、武蔵の故郷、作州讃甘郷(さなも)郷宮本村を訪れ、そこで武蔵と同姓の新免さんに出会ったりする。 播州との境で、母は播州人という想定である。本来は平田が姓で、平田..
-
「北斗の人」司馬遼太郎 著『司馬遼太郎全集12 北斗の人 宮本武蔵』に所載である。北辰一刀流を立てた江戸時代後期の千葉周作のことを伝記的に書いた小説である。 周作は陸奥の国に生まれる。百姓身分で父は馬医であったが、千葉家..
-
「おれは権現」司馬遼太郎 著これも全集8に収められている短編で、福島家の家臣・可児才蔵の物語である。本人は自分自身には山城愛宕の勝軍地蔵(愛宕権現)が乗り移っていると信じていた。そして最期もこの地蔵の縁日である二十四日に死ぬと預..
-
「花房助兵衛」司馬遼太郎 著司馬遼太郎全集8に所載の短編で、宇喜多家の家来の花房助兵衛の話である。秀吉にも遠慮しない剛強な侍大将として記述は進む。 小田原の陣の時に、秀吉が滞在しているところに下馬せずに通りかかり、警備のものと..
-
「覚兵衛物語」司馬遼太郎 著この短編も、司馬遼太郎全集8に所載で、加藤清正の家来の飯田覚兵衛の物語である。 飯田覚兵衛が老年になって若い女が側室としてあがってくる。覚兵衛が若い時に馴染んだ女性と似ている。そこで覚兵衛が昔語りを..
-
「雨おんな」司馬遼太郎 著この短編も、司馬遼太郎全集8に所載である。出雲の歩き巫女の「おなん」という女性が主人公である。関ヶ原合戦の時に、たまたま、この地にお供の者(与阿弥、市)と3人と旅をしていた。 夜、西軍に属した宇喜多..
-
「侍大将の胸毛」司馬遼太郎 著司馬遼太郎全集8に所載の短編の一つである。この巻の短編は戦国時代の脇役である豪傑を主人公にしたものが続く。これは渡辺勘兵衛のことを書いている。 関ヶ原後に主君藤堂高虎の命を受けて大葉孫六が、..
-
「売ろう物語」司馬遼太郎 著これも司馬遼太郎全集8に所載の短編の一つである。後藤又兵衛と同郷で幼馴染みの同姓同名の商人が主人公であるが、後藤又兵衛のことを書いている。 黒田家が筑前で大封を得た時に又兵衛は一万六千石になる。..