記事「司馬遼太郎」 の 検索結果 952 件
-
「言い触らし団右衛門」 司馬遼太郎 著全集8に所載の短編の一つである。大坂の陣で活躍した塙団右衛門(ばん だんえもん)を取り上げている。この人の事績もよくわからないようだが、数少ない良い漢詩が残されているそうだ。戦国乱世にしか生きられない..
-
「尻啖え孫市」 司馬遼太郎著司馬遼太郎全集8の「尻啖え孫市」である。読みやすい小説だが、自治会からみの仕事が多く、なかなか時間がとれなかった。 紀州雑賀の鉄砲隊を率いた雑賀孫市を主人公にした痛快な時代小説である。時代小説と書い..
-
「燃えよ剣」司馬遼太郎著司馬遼太郎全集の第6巻である。以前読んだ時のことはすっかり忘れているが、導入部はこんな小説だったのかと新鮮であった。 私が自分で定義している時代小説と歴史小説の違いは、時代小説は主人公は架空(例えば..
-
「微光のなかの宇宙-私の美術観-」 司馬遼太郎 著司馬遼太郎全集1が忍者物の時代小説であり、少し毛色の違ったものを読もうとして、全集の65に収録されているものを選ぶ。これには「街道をゆく 十四」も収録されている。 「微光のなかの宇宙」には司馬遼..
-
「上方武士道」 司馬遼太郎 著これも司馬遼太郎全集の第1巻に収録されているものだ。昔、読んでいるはずなのに、まったく記憶がない小説であった。再読して理由がわかった。要は司馬遼太郎作品の中で最も出来のよくない作品だからだ。 主..
-
「新聞記者 司馬遼太郎」(産経新聞社)司馬遼太郎は産経新聞社に勤めたことがあり、その時の逸話を集めた本である。司馬遼太郎こと福田定一は、22歳で復員し、大阪の新世界新聞に入社。それから京都の新日本新聞社に入るがつぶれ、昭和23年6月に産経..
-
「鬼灯-摂津守の叛乱-司馬遼太郎全集39」 司馬遼太郎 著「空海の風景」と一緒に司馬遼太郎全集39に採録されている「鬼灯(ほおづき)」を読む。荒木村重のことを戯曲にした台本だ。司馬遼太郎の戯曲は「花の館」とこれだけだけだと思う。荒木村重は摂津の国の守護職を織..
-
「空海の風景-司馬遼太郎全集39」 司馬遼太郎 著高野山に出向いたから、昔読んだ司馬遼太郎の「空海の風景」を再読した。当時は毎月購入していた司馬遼太郎全集に採録されているから読んだわけで、自分から興味を持って読んだのではなかった。その時の読後感は、司..
-
『街道をゆく』(司馬遼太郎著)から高野山、吉野山と熊野、大和の道高野山、吉野山に行ったから、司馬遼太郎の『街道をゆく』の中から、関係のあるところを読む。『司馬遼太郎全集49』に含まれている。 「高野山みち」は九度山の真田庵からはじめている。関ヶ原後、大坂の陣..
-
「歴史小説の罠」 福井雄三 著この著者の『「坂の上の雲」に隠された歴史の真実』(https://mirakudokuraku.seesaa.net/article/200909article_10.html)を以前に読んだことがあ..
-
「司馬遼太郎全集27 世に棲む日日」 司馬遼太郎著これは吉田松陰と高杉晋作のことを書いた小説である。前半は吉田松陰のこと、そして後半は高杉晋作のことである。今回は一気に読むのではなく、長い時間をかけて読んだ。 司馬遼太郎の後半の小説らしく、タク..
-
司馬遼太郎「壬生狂言の夜」「倉敷の若旦那」「アームストログ砲」「美濃浪人」「小室某覚書」「斬殺」司馬遼太郎全集31所載の短編は、これで全部である。改めて司馬遼太郎の上手さを認識する。いずれも時代小説のジャンルになるが、時代の空気、その空気の中で生まれる主人公、そして時代にもてあそばれながら、人情..