記事「司馬遼太郎」 の 検索結果 952 件
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「司馬遼太郎全集22 花の館(戯曲)」司馬遼太郎著これは司馬遼太郎が唯一書いた戯曲である。主たる登場人物は、足利義政と妻の日野冨子に、義政の弟で僧だったのを義政から将軍にするからと強く言われて還俗させられた足利義視(僧の時は浄土寺義尋)が有名人のキ..
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「司馬遼太郎全集22 短編(外法仏、朱盗、牛黄加持、八咫烏)」司馬遼太郎著司馬遼太郎全集22に収録されている短編である。司馬遼太郎の一つのジャンルである宗教、妖術に関係する時代小説であるが、面白いものではない。ただ司馬遼太郎は産経新聞の京都支局で宗教関係の取材を担当してい..
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「司馬遼太郎全集22 妖怪」司馬遼太郎著時代を応仁の前に設定して、6代将軍足利義教が熊野詣に来た時に、現地の遊び女(元は熊野本宮の巫女らしいと設定)との間に出来たという出生の伝承を持つ源四郎を主人公にして、物語は展開する。 源四郎は、..
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「司馬遼太郎全集21 義経」司馬遼太郎著義経の生涯を、幼時から頼朝から追われる身になって京都から九州に向かうところ(結局は九州に行くことができないのだが)まで書いて終えている。さすがに司馬遼太郎であり、よく知られた話を面白く小説にしている..
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「名将乃木希典と帝国陸軍の陥穽」鈴木荘一著この本は、司馬遼太郎が『坂の上の雲』で無能な乃木希典将軍、頑迷な伊地知幸介参謀長と評価したことに対して、逆に高く評価すべきと書いていて興味深い。そして児玉源太郎総参謀長は軍政家としては評価すべきだが..
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「司馬遼太郎全集20 加茂の水」司馬遼太郎著この物語の主人公は玉松操。岩倉具視の活動を文書起草で助けた人物である。鳥羽伏見の戦いの途中で登場した錦旗の考案者でもある。 下級公家の山本家(家禄150石)に生まれ、醍醐寺に入れられ、一山きって..
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「司馬遼太郎全集20 鬼謀の人」司馬遼太郎著大村益次郎(村田蔵六)の話である。長州の鋳銭村(すせんじ:今の山口市)の村医の出で、緒方洪庵の塾に学ぶ。そこで塾長までになったが27歳時に祖父の言いつけで村に戻り医者となる。塾の頃から医学だけでなく..
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「司馬遼太郎全集20 王城の護衛者」司馬遼太郎著会津藩の松平容保の物語である。はじめに会津松平家の歴史を語る。秀忠は妻を恐れたが、一度だけ侍女に手を付け、子が生まれる。信州高遠の保科家に預けられ成人する。秀忠には18歳時に目通りし、その死後、会津..
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「司馬遼太郎全集20 最期の将軍」司馬遼太郎著徳川慶喜の話である。慶喜は水戸の徳川斉昭と、正室の有栖川宮家の登美宮吉子との間で3男として生まれる。ちなみに徳川斉昭は藩政改革で業績を上げたが、優れているだけに独断的で、女色に卑しく、この面でも大奥..
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「司馬遼太郎全集20 酔って候」司馬遼太郎著この小説には以下の4つの短編が含まれている。「酔って候」「きつね馬」「伊達の黒船」「肥前の妖怪」である。いずれも幕末に大名ながら活躍した人物を取り上げている。全体のタイトルにしている「酔って候」は土佐..
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「司馬遼太郎全集19、20 峠」司馬遼太郎著いい小説である。私は司馬遼太郎の小説の中で一番好きである。幕末に越後長岡藩士として誕生した河井継之助の物語である。 継之助の家は勘定奉行や新潟奉行などを務めたことがある上士で百二十石程度の家系で..
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「司馬遼太郎全集18 戦雲の夢」司馬遼太郎著長宗我部元親の息子の長宗我部盛親の物語である。私の好きな小説である。元親は晩年に嫡子信親を島津との戸次川の戦いで亡くした後は気力が衰え、秀吉亡き後を探る政局にも無関心となって秀吉没後に死ぬ。 元親に..