記事「吉行 淳之介」 の 検索結果 70 件
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ヴェニス 光と影―ヴェニスに漂う“死の予感”と“官能の名残り” 吉行 淳之介, 篠山 紀信吉行氏が故人であることを忘れており、新作かと思ったが、これは16年前に出版された同名の本の再編集版(写真のみを大幅に差し替えて再編集したらしい)。 吉行先生の筆によると、ヴェニスは観光地にもか..
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怖ろしい場所 吉行 淳之介中年小説家の日々徒然。 何度もみてしまう夢に出てくる 女の顔がのっぺらぼうで自分を罵る という描写が何回も出てくる。 主人公は、こののっぺらぼうの女に とりつかれたかのよう..
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やややのはなし 吉行 淳之介ごく短いエッセイを集めた本。 この頃は相当体調が悪かったらしい。 森茉莉の思い出も2編あり。 弔辞も読んでたんですね。 (宮城まり子さんも) 藤子不二雄(我孫子さんのほう)..
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私の東京物語 吉行 淳之介, 山本 容朗昔の東京の様子を知るのに、とても面白い。 男と女の機微をさらりと書き上げる文体も気に入る。 変に嫌らしくない。 『踊り子』日劇小劇場の話が興味深い。 ストリップ・ティーズ、、、ティーズ..
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人工水晶体 吉行 淳之介吉行のエッセイは 言葉をピンセットでつまみとって 「ここしかない」という一点に置くがごとく の言葉の選び方をする。 という話を恩師から聞いたときから 吉行淳之介は、私の中で ..
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文章読本 日本ペンクラブ, 吉行 淳之介・谷崎潤一郎「文章の上達法」 ・伊藤 整「谷崎潤一郎の文章」 ・萩原朔太郎「僕の文章道」 「作文の話」 「詩人は散文を書け」 ・井伏鱒二「が・そして・し..
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奇妙な味の小説 吉行 淳之介文庫になってたか。 お買い得ですよこれ。 目次 暑さ(星新一) 秘密(安岡章太郎) さかだち(柴田錬三郎) うまい話(結城昌治) 召集令状(小松左京) 思いがけ..
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出口・廃墟の眺め 吉行 淳之介吉行さんの描く主人公は みなノンシャランな関係を好み、 一見スマートそう。 けど、本当は、自分の コアの部分の感情に追われ、 怯えているのかも しれないなと感じた。 ..
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吉行淳之介をめぐる17の物語 相庭 泰志単純に面白かった。吉行淳之介と少しでも触れ合った人までも彼の印象を書いているんだけど、そのなかで「のぶとく低い声」というのに驚きました。私のイメージはかぼそく、ぼそぼそ、ひよわ。もう実際に声をきくのは..
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また酒中日記 吉行 淳之介本書は前編の『酒中日記』と同様、出版社は異なるが十数年前の書の復活版である。 吉行淳之介という文芸界における愛飲家への畏敬もあって多くの作家が日記を寄せて出来上がったものと思われる。 ..
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女のかたち 吉行 淳之介, 米倉 斉加年女の各部位に対する穿った考察まではいいのですが、(全ての男性が巨乳好きではない、と読んで貧乳の私は何となく安堵したり(笑))歳時記の方に移ると、女はなんだかんだ言って動物的だ、決定的にユーモアに欠ける..
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愛と笑いの夜 ヘンリ ミラー, 吉行 淳之介この中の一編「マドモアゼル・クロード」 娼婦を愛する男の頼りなく、憂鬱で、一種陶然とさせる情愛の心理描写は秀逸の一言に尽きる。 抱き合うことに、 意味を求めるのか、全ての意味を捨て..