記事「哲学・思想」 の 検索結果 174 件
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『津波とたたかった人―浜口梧陵伝』/戸石 四郎/新日本出版社台風のたびに避難や被害が起きている。いつものことながら、台風による被害に考えさせられる。 すべてを天災といえるのか!台風は避けられないが、被害はもう少し抑えることができるのではないだろうか。 ..
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『ハックルベリー・フィンの冒険〈上・下〉』/マーク トウェイン/岩波文庫マーク・トウェインといえばどの作品が有名なのだろうか。『トム・ソーヤーの冒険』『王子と乞食』は今も読まれているのだろうか。 『トム・ソーヤーの冒険』では脇役だった浮浪児ハック。ハックが主人公にな..
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『論理学 思考の法則と科学の方法』/鰺坂真/有尾善繁/梅林誠爾/世界思想社論理学と言えば難しい学問というイメージがある。たしかに難しい内容ではあるが、こうした思考方法の発展が世界の真実を明らかにしてきたことを忘れてはならない。 また、人間が生きるうえで真実とは何か、人..
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『報道が社会を変える』/原 剛編/早稲田大学出版部早稲田ジャーナリズム大賞など知りもしなかったが、石橋湛山が冠となっていることに目を引かれた。 「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞」は、「在野、反骨、利益に流されぬ理想の追求を志すジャーナリズ..
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『私の戦後六〇年 日本共産党議長の証言』/不破 哲三道理なき解散による衆議院選挙。自民圧勝という誰もの予想を超えた結果となった。マスコミ報道は、小泉首相の「刺客」戦略に乗せられ、あるいは相も変わらず二大政党制の政権問題を論じた。 肝心なことは、国..
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『哲学と知の現在』/牧野広義なぜ学び、どう学ぶのか。著者は、はしがきで「哲学は人間と世界との理論的・実践的な関係を問うものであり、科学の知、社会思想の知、イデオロギーの知などとのかかわりを抜きに論じることはできない」と論じる。..
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『科学的社会主義の源泉としてのルソー』/高村是懿/「ルソーの人間論、人民主権論が、いま注目される」ルソーの『社会契約論』『人間不平等起源論』を読み解き、「現代の科学的社会主義の到達点にたって、ルソーを再評価してみようよう」とする試みの書。 ルソーの人間論、人民主権論の主張を現代の視点から解い..
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『近代国家を構想した思想家たち』/鹿野 政直/「過去の思想は未来へと続いている」岩波ジュニア新書を手に取るのは二冊目であるが、ジュニア新書とは何歳から何歳までを対象にしているのであろうか。大人にも読める内容も多く、少し疑問に感じた。 さて、本書は、明治維新前から戦前の思..
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『倫理学』 鰺坂真/上田浩/黒田治夫/山川学/世界思想社/「人間の自由と尊厳からみた倫理学」倫理学という言葉は堅苦しくて、なにか抽象的な気がする。しかし、本書は倫理という意味を提起しながら、人間の生きる本質に迫ろうとする。 ソクラテスからマルクスまでの倫理学の歴史をたどりながら、人..
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『日本映画の歴史と現代』/山田和夫/新日本出版社/「映画から思想を探る」100年を超えた映画の歴史、戦前から戦後、そして現代の映画を分析し、そこに生きる人間を探る作品。 「男はつらいよ」「ホタル」「たそがれ清兵衛」「もののけ姫」などなど、最近なの映画化はもちろん..
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『哲学と現代』/岩崎允胤/大阪経済法科大学出版部/「人間とその生と尊厳」「日本思想史序説」や「西洋哲学史概説」で作者を知った。日本・西洋思想の研究では、今日の哲学者で第一級の人ではなかろうか。 作者の最大の信条が「人間とその生の尊厳」。この書物にも幾度となくこの..
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言語もしくは記号が機能しえない時代には崇高なもの、不気味なものが現れてくる語もしくは記号が機能しえない時代には崇高なもの、不気味なものが現れてくる。無限記号連鎖からはじまる思考の線上に、哲学、文学、美術といった様々な断片を結びつけ、思想の連関を探り出す。現代思想の新たな..